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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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5話

むつは式神を走らせながら、ふっと自身の視界より、式神で見る視界の方が広い事に気付いた。


式神で見ている物は、目で見るというより頭に直接流れてくる映像のようなものでもある。むつ自身の左目の視力が奪われていようと、式神には関係無い事だったようだ。


ぺらぺらの式神はドアを開けずとも、僅かな隙間から部屋に入り、中をちらっと確認しては次の部屋に移動させた。


颯介と祐斗はすでに飽きてきたのか、あまり展示物を見る事もなくぶらぶらと歩いている。のんびり、歩いたとしても部屋の広さは限られている。あっという間に1周し終え、2人はむつの居るソファーに戻ってきた。


「飽きた?」


「飽きました」


むつを挟むように、颯介と祐斗は座って素直に飽きたと言った。むつは、でしょうねと笑った。

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