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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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5話

山上を助手席に押し込み、むつは西原と祐斗に挟まれるようにして真ん中に座っていた。


むつの案内に従って颯介は運転し、病院の駐車場に車を停めた。山上を下ろそうとしている間に、むつは救急搬送用の入り口から入っていき、看護師と共にストレッチャーを運んできた。


「乗せて」


後から出てきた、ポロシャツに白衣を着た若い男がむつと何かを話している。


「じゃ、後はお願いね。西原先輩が付き添いで居てくれるから。先輩、これ大学の後輩で藤原君」


西原と藤原と呼ばれた若い医師は、会釈をして簡単に挨拶をしていた。


「何かあればすぐに、連絡を」


「はいはい。むつさんは…寄っていかなくて良いですか?」


「…後で来るよ」


「分かりましたよ。じゃ、運んで。西原さんもどうぞ、こちらに」


藤原は看護師に指示すると、ストレッチャーに乗せられた山上と西原と一緒に病院の中に入って行った。


むつはそれを見送ると、助手席に乗り込むと颯介に、行こうかとだけ言った。


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