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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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5話

西原が洗い物を終えて灰皿を片付けテーブルを拭いている間に、むつは氷の入ったグラスに2人分のハイボールを作って、自室に持っていった。


「電気消すよ?」


「え、俺は?」


「あたしの部屋。けど、床。寝袋あったからそれ使って」


「あーそう。つれないねぇ」


布巾をぎゅっと絞って、シンクにかると西原はむつの自室に入っていった。むつは、リビングとキッチンの電気を消して、所々ぶつかりながら自室に入った。


部屋に入ると、ドアを閉めてむつはベッドに座った。西原は本当に置いてあった寝袋を広げている。そのちょっぴり情けないような姿を見て、むつはくすっと笑った。


「お前が寝袋使えって言ったんだろ?」


「そうよ。同じベッド使う必要ないでしょ?」


むつはベッドから滑り降り、クッションの上に座るとハイボールを呑んだ。

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