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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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5話

スープが出来上がるのを見計らって、おにぎりを作り、両面をこんがりと焼いた。


「うわー良い匂い」


焼おにぎりとスープを運ぶと、祐斗が嬉しそうな顔をしていた。


「むっちゃんの料理久々だな」


「そうだっけ?」


「ここ最近、泊まりの仕事あってもちゃんとホテルあったりだったからね」


むつはスープの中に焼おにぎりを入れて、お茶漬けのようにして崩しながら食べている。


「え、泊まる所ない仕事とかあるんですか?」


西原が驚いていると、むつも颯介もそれが普通みたいな顔をして頷いている。


「ありますよ。車中泊とか」


キャンプ気分ですよね、と祐斗は笑いながら焼おにぎりにかぶりついている。そんな3人を見て、西原は何だか感心したようだった。


簡単ではあったが、食事を終えると4人は順番に風呂に入った。だが、女の1人暮らしの部屋で、男物の着替えなどはない。男3人は、着てきた物をまた着てリビングでのんびりと酒を呑んでいた。その間にむつは、疲れを癒すかのように風呂に浸かっていた。

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