表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
209/410

5話

男3人が缶ビールを呑みながら、わいわいと喋ってる間に、むつはキッチンにしばらく立ち尽くしていた。


手を握ったり開いたりを繰り返し、それからおもむろに冷蔵庫を開けた。夜も遅い時間だから、消化によくて簡単に作れる物。


むつは冷凍しておいた米と肉団子を出して、レンジで解凍し始めた。その間に、中途半端に余ってる野菜を切っていく。


「なぁ、むつ」


「うぉぉっ‼…びっくりした、何よ?」


本当に驚いたようで、むつは包丁を取り落とした。床に落とさなくて良かった。


ひょこっと顔を出した西原は、まじまじとむつを見ている。


「何?危ないじゃん、包丁持ってるのに」


「あ、あぁ、悪い悪い。けど…ちょっと2人には聞かれたくないなと思って」


西原の真剣な目から逃れるように、むつは再びまな板に向かって、包丁を動かし始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ