表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
204/410

5話

西原にバイクの運転をして貰い、マンションに帰ってきたむつは、玄関の鍵を開けようとして少し躊躇った。それは、ほんの一瞬の事で誰も気付きはしなかった。


玄関を開けて真っ暗な部屋なのが分かると、むつはほっとしたように靴を脱いで上がるとスリッパを出した。


「ちょっと待ってね、お布団敷く」


「あ、手伝うよ。お邪魔します」


すぐに西原が申し出てくれた。むつは西原と一緒に使っていない部屋に入りクローゼットから布団を出した。


「客用の布団2組もあるのか…誰か泊まりに来たりしてんの?」


「まぁ、それなりに。友達居るし」


手早くシーツをつけた布団に、颯介と祐斗がゆっくりと山上を寝かせた。


「意識のない人って重たいんだね」


颯介の素直な感想に、むつも頷いた。そして少し前、夏の出来事を思い出して、西原の方をちらっと見た。むつの視線に気付いた西原は首を傾げていた。


「さて、と…むっちゃん。報告を今のうちにしてくれるかな?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ