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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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4話

尻のポケットの携帯が震えている。取り出して、画面を見ると颯介からの電話だった。劇場の近くに着いたのかもしれない。


そろそろ、どうするかを決めなくてはいけないようだ。恐らく、颯介が外から入ってくる事も容易には出来ないだろう。入って来れたとして、いくら携帯で連絡を取り合ったとしても合流出来るかも不安だった。


むつ、颯介、山上と迷子が3人に増えた所でどうにもならない。


無理矢理、突破する事も考えないでもないが、劇場が焼失する事態は避けなくてはならない。それに、そんな事をすれば山上も一緒に居た女性も、むつでさえも無傷では済まないだろう。


鳴り止んだ携帯が、再びポケットの中で振動し始めた。むつは、それをポケットの上から押さえ、禿を睨み付けた。

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