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4話
「すみませーん」
むつは少し大きな声で呼んでみた。すると奥から制服を来た女性が出てきた。
「はい、はい。ごめんなさいね、どうかしましたか?」
「えっと…」
呼んだものの、何と言ったら良いのか分からずにむつは口ごもってしまった。
「あの、館内の見学とかって出来ますか?その…何て言ったらいいか…今から観劇じゃなくて、何ですけど」
受付に出た女性は、不思議そうにしていたがむつがパンフレットを手にしてるのを見て、にっこりと微笑んだ。
「えぇ。勿論ですよ。ただ、観劇のチケットと同じ料金になっちゃいますし…あと2時間したら鑑賞教室ありますし、よろしければそちらもご覧になってみませんか?浄瑠璃なんですが」
「予約とかしてなくても大丈夫なんでしたら、是非ともお願いします‼」
優しい人で良かった、と思いむつは嬉しそうに言うと、女性は館内の案内と説明もしますよ、と申し出てくれた。




