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3話
仕事の話を始めると、むつも冬四郎もあっという間に仏頂面になった。
「お前さ何で俺には仕事受けたって報告しなかったんだ?西原君にはしたのに」
「いや、ちゃんとしたよ?いちにぃのところ行った帰り…寝不足すぎて覚えてないんでしょ?」
むつはコーヒーをすすりながら、冬四郎を見ていた。
「そうだっけ?篠田さんは兄さんから聞いたらしいけど、俺は今日兄さんに呼び出されて改めて聞かされたよ」
冬四郎は首を傾げていた。むつは冬四郎が、話した事を覚えてないのが珍しいなと思っていた。
「そんでもって、かなり吹っ掛けたとか?」
「そんな事まで聞いてるの?吹っ掛けたなんて人聞きの悪い事言わないでよね。交通費もあたしの体力的精神的負担も大きいんだから、それにあたしは指を4本立てて見せただけよ」
「そのやり方が恐ろしいんだよ。…まぁそれはさておき、どうする?」




