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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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3話

「とりあえず、座れば?今更、通報しても遅いけど…何があったんだ?」


冬四郎は、自分の隣の空いている場所をぽんぽんと叩いた。すると、むつは露骨に嫌そうな顔をした。


「え、お風呂入ってないんでしょ?」


「お前ねぇ…まぁいいや。で、どういう事かちゃんと話してくれるか?」


頷いたむつは、冬四郎の向かい側に座った。ようやくむつの機嫌もいつも通りになってきた事に、冬四郎はこっそりと安堵した。


「一昨日、帰ったらしろーちゃんが居たの。うちに、リビングでパソコン開いて仕事してた…のかな?」


「ふ、ん?ん、まぁ…それで?」


納得は出来ないものの、冬四郎は首を傾げながら続きを促した。


「ちょっとイライラしてたから、八つ当たりしてペットボトルを投げたの。肩に当たったの…それで、その…」


「それで?」


言いにくそうに、むつは口をぱくぱくさせたり、あっちこっちに視線をさ迷わせたりしている。そして、冬四郎に視線を定めると泣きそうな感じで、へらっと笑った。


「ちょっと…うーん、言いにくい」


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