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よろず屋-人形の街-  作者: 幹藤 あさ
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3話

颯介に住所を調べて貰い、地図もプリントして貰ったむつは、それら紙の束をホチキスで止めると半分に折ってパーカーのポケットに突っ込んでいた。


バイクで行った方が楽なのに、颯介に飲酒運転になるからダメと言われてしまったので仕方なく電車移動だった。


いつものようにオフィスカジュアルではなく、カーゴパンツにパーカーというラフな服装のむつは、ニット帽の中に髪の毛をしまっていた。男の子に見えなくもない。


2ヶ所ほどすでに見て回ってきたむつは、疲れているのか公園のベンチに座って、機嫌悪そうにタバコを吸っていた。


「ったく…暇人かよ。あっちこっち出掛けやがって」


ちっと舌打ちし悪態をつくものの、タバコの灰は地面に落とさないように、ちゃんと携帯灰皿に入れる、律儀ぶりだった。



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