表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
復讐鬼  作者: 中村淳
第1章 『黒鬼との遭遇』
7/113

第1章 6話 『力』

意識が戻ると、そこには刀を持った人物が立っていた。


『やぁ、見た感じだと『鬼化』が済んだみたいだね、いやぁ~嬉しいよ、まさかこんなところで仲間が増えるなんてね』


そしてその人物は手を差し出した。


『僕はみんなから『黒鬼』と呼ばれている、よろしくね』


「そうか…、黒鬼か…、良かったよ…、殺す奴の名前が分かって…、俺の名前は黒崎龍平!、お前が殺した葵の無念ここでお前を殺して晴らしてやる!」


一歩足を踏み込んだ。するとコンクリの地面に足跡を残し、それに加え人間では考えられない程の距離を跳んだ。そして黒鬼の顔に自分の拳をぶちこんだ。


「くらえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


そして黒鬼は信じられないほどぶっ飛んだ。

壁に激突し、その壁にはヒビが入りそのままめり込んだ。


『ごほっ、ごほっ、痛ったいなぁ~、それにしてもここまでの力、もしかして君は『赤鬼』かな?

もしそうなら、今ここで殺さないとな…』


その口調から、軽さが消え『黒鬼』としての本性が表れた。


『さて、少しばかり遊んであげるよ…、君が僕のことを殺すか、僕が君を殺すか…、今なら僕らの仲間に入れてあげるけど…』


それを遮って、


「仲間になんか入るか!、お前は今ここで!、息の根を止めてやる!」


言い終わると黒鬼の元に走り出した。先程の様に自分の拳をぶちこもうとしたが…


『遊びは終わりだよ…黒崎龍平…、残念だよ…』


そして黒鬼は持っていた刀を振りかざし龍平へとその刃を向けた。


『安らかに死ね…』


刃が当たった瞬間、黒鬼は自分が勝ったと思った。だが現実は違った刃が当たる瞬間、龍平は自分の体を捻り刃をかわし、そしてそのまま黒鬼の 腹に拳を当てていた。


「安らかに死ねだと…、死ぬのはお前だ!」


そして闘いは終結へと向かっていく…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ