表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/81

第一話 始まりは見知らぬ戦場で

初投稿です。導入部分なので、ものすごく短いです(/ω\)

とにかく小説を書いてみたくて投稿してみました。

よろしくお願いします。


「おい、いきなりどうした?」


 目の前にいきなり見知らぬ男が現れた。胴体に粗末な鎧を身に着け、手には槍のようなものを握りしめている。

 

「おまえ、誰だ?」


 俺は目の前の男にそう問いかける。すると男は訝しげな視線を俺に向けてきた。


「は、何言ってんだ?」

「何って、そっちこそ何言ってんだ?」


 状況がつかめない。

 こいつは誰だ? 俺のことを知っているみたいに接してくるが、俺はこいつが誰だか知らない。記憶にもない。というか、俺は、誰だ? 名前も、今いるこの場所のことも、何もわからない。今、この時より前の記憶がない……?


「ついに頭がイカレちまったのか?」


 男がひきつったような笑い顔をした。馬鹿にしているのか、それとも憐れんでいるのか。


「まあいい、そろそろ始まるぞ。お互い生きて帰れればいいがな」

「は……?」


 男がそう言って前を向いたとき、同時に大地が張り裂けんばかりの怒号が上がる。周りを見渡せば一面に男と同じ、粗末な鎧に身を包み槍を握りしめている人が所狭しと群れを成していた。

 そして俺も、同じ格好をしてこの場に立っていた。


 誰かが駆け出す。

 次々と駆け出す。

 人が波のように流れ、俺も流され、そして爆音とともにぶつかった。


 金属を打ち付け合う音と各所で舞い上がる血しぶき。

 悲鳴や雄叫びで周囲は混沌とした様相を呈している。


 いったいどうなってる? なんなんだこれは……?


 気が付いたこの場所は、まぎれもなく、戦場だった。

 

 それから先のことは覚えていない。

 次に気が付いた時、俺は檻の中にいた。


更新は隔日を予定しています。

書くことに慣れていない上、書きだめもあまりしていないので、進行速度によって今後変更することがあるかもしれませんが、基本的には隔日で投稿していきたいです。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ