おしまい
最終話、十五話目です。とてつもなく短いです。
「な、やっぱり駄目人間になっただろう?」
「でもどうして、私達の子供は悉く駄目人間になるのかしら?」
「それはどうしてだろうね……」
「仮にも私達は駄目人間ではない筈よ」
「けどね」
「けど何よ?」
「一年に一度しか会えない夫婦ってマトモなのかな? って思ってね……」
「だってそれは仕方無いじゃない。天空の法則で決まっているんだから」
「うん。わかっているんだけどね」
「だから私達に育児は出来ないっていうんでしょ?」
「そうだよ織姫」
「そうよね牽牛」
「だからまた」
「わかっているわ。また子供を授かったら、桃へ入れて地上へ送るのね」
「うん」
「今度こそ、駄目人間にならないで欲しいわね」
「まったくだ」
完
「ってちょっと待てよ! 俺、年寄りにはなっちまったけど、まだ生きてるぞ!!」
その後桃太郎は、孤独で寂しい老後を送りましたとさ。めでたし。めでたし。
「めでたく無いじゃねぇか!! ……って、え? マジで終わり? って、あの団子何だったの? 一回も使ってないけど……」
ああ、あの団子ね。お前の所為だろうが!! あれは、広範囲殲滅用小型爆弾だったんだよ! 鬼ヶ島で使う機会があると思っていたら、裏切りやがって! もう、めでたしでいいだろ!!
「って、逆ギレで終わるとか……アリなの? ねぇ?」
おしまい
短い間でしたが、お付き合いありがとうございました。




