0 プロローグ
今までほぼ読み専でしたけどもつい書きたくなったので書いてみます。
皆さんよろしくお願いします。
ーFree Wowld Onlineー
思考加速、高機能AI支援、圧倒的な処理能力これらによって作られたもう一つの世界。
この世界においてあなたは新たな魔法を作り出し、新たな流派を作りあげることも可能です。
あなたが起こした流派やあなたが作った魔法はほかのプレイヤーも使うことができるし、習うこともできる。
たくさんの人が使うような流派や魔法、レシピに技、新たな力を見つけ出し世界にその名を知らしめよ。
戦士と魔法使いなど複数のプレイヤーが協力して新たな合体技を生み出すのも、
ひとつの技をきわめて新たな技を作るのも、あなたしだい。
さあ、新たな世界へ旅立とう。
「ーFree Wowld Onlineーを一緒にやらないか。」
昼飯を食べながらそう言ったのは友達である伊藤である。
別のオンラインゲームを一緒にやっていた友だちで今度新しく始まるオンラインゲームを誘ってきた。
「いきなりなにいいだすん?」
「いやな、いろいろやって来たれどもすでにやったことあるゲームなら差が大きいだろ。
なら新しくやろうじゃないか。
やってみた感じ感じ、好きそうタイプのゲームだし」
「やってみた感じって、それ今度新しく始まるタイトルやなかった?」
「いやな、この前までオープンベータをやっててな」
新しい物好きのわが友は正式稼働前からやっているらしい。
「月額課金製ならやるつもりないで」
「アイテム課金制、普通にプレーする分には無料でいける。企業のコラボがいっぱいあるかもしれんけど」
「どんな感じのゲーム?」
「世界観はよくあるファンタジー系やな」
「いや、システムの方」
「ん?スキル制に近い感じやったな?スキルをあげればスキルや魔法を覚えることができる。ただスキルの種類の数が半端ないみたい、
100年遊べるゲームを目指すとか何とか。
そのおかげか本当に異世界に入ったと感じられる。
あと、特徴的なんは新しい魔法とか作ったらそのキャラの名前が発見者として残る」
「残るってどんな感じに?」
「ベータテストのときは新しい魔法とかスキルとか作っていなかったけども説明文下に発見者○○で残るらしい」
「常に表示?」
「いや、覚えるときや図書館などのスキルの本に載るらしい。あと全く新しいスキルや魔法なら自分で名前も付けられる。」
「ふーん。面白そうやな、始める方法は他のゲームと変わらんの?}
「ああ、キャラクターメイキングおよび基本登録は今日からでも始めれる。ゲームにログインできるのは明日からやけど今日中にやっといた方ががええと思う」
「なんで?」
「すぐに始めれるやろ?明日は休みやから一日中できるし」
「どんな感じでキャラクター作るん?」
「まあキャラの名前や種族、初期技能に初期装備を決めていくだけや」
「初期技能?」
「ああ、最初から使えるテクニックとその系統で、一番下級のテクニックが使える。
たとえば火魔法なら発火とか、まあ後から、いくらでも習得できるけど初期のキャラの方向のこと」
「それならかなり真剣に選ばなければいけない?」
「まあ後から行くでも換わるしそんな深刻にならなくてもええって」
「そうやな、でゲームする上で何か注意点とかある?」
「複数のキャラもちは難しい点かなやっぱ」
「難しい?」
「ああ、今の段階では問題にならへんけども、このキャラやめたいとかいって新キャラ作るとか、もう一つ作るとかは難しいな」
「何で?」
「ああ、課金しないとできなくてその値段も高い」
「それは確かに難しい。他に何か注意点ある?」
「いや、なかったはずやけど・・・。始まりの町は一緒にしとこか、違うと情報の共有も難しくなるし」
「一箇所じゃないねんな?」
「ああ」
「なんて名前の町?」
「たしか、城下町シュロスやったと思う」
「で、どうやって合流するん?」
「キャラクター作成したあとに、始まりの街の選択を城下町シュロスにしてくれればいい」
「えらい簡単やな」
「でそのあと、チャットで呼んでくれたらいい。」
「キャラの名前は?」
「シャルクにした」
「わかった。覚えとく」
「キャラの外見とかは?」
「秘密にしとく。そっちのほうが面白いし」
「それもそうか、」
丁度昼食も食べ終わりそれぞれの教室に分かれた。
家に帰ればパソコンのスイッチを入れる。
早速ゲームをインストールしヘッドギアをつけて開始する。
まるでプールに飛び込んだような感覚と一瞬のめまいのために、VRMMOに接続できたことを確信したのだった