第2話「商店街」
好きな曲のジャンルはボカロ。
「へー、いろんな店があるんだなー・・・・。」
街には異能を活かして商売に使う人もいるらしい。
中には「トークスキル」たる異能もあるらしく。
まるで商売をするためだけに生まれた異能だな・・・・・・。
「あんちゃん!そこのかっこいいあんちゃん!」
突然の野太い声。
「・・・・・・?」
うるせー声。誰だ?かっこいい男って・・・・。
あのなー、三次元にかっこいい男なんて存在しないんだぜ?
とか他人事のように思いつつ馬鹿でかい声の主の方に目を向けた。
「あんちゃん!あんちゃんってば!」
・・・・あの人、こっち向いてないか?
・・・・・・向いてる!
見てるよあの人!俺を!
もしかして話しかけられたの俺か・・・・?
おそるおそる近づいてみた。
「俺になんか用スか?」
頭にハチマキ巻いて、ハゲてて、目つき悪い「The・男」とでもいわんばかりのゴつい男が俺になんの用だ・・・・?
てかうわっ!
怖っ!!
なにこの少しでも気を抜くようなら一瞬にして跡形もなく消しとばされそうな威圧感は!!
・・・・なんだこの目の前に並んでる装備たちは。
「安くしとくよ!」
・・・・・・
お前商人だったのかよ!!!
嫌いなジャンルはない。