二重人格な僕ら
勢いで書きました。
僕には、15歳まで双子の兄弟がいた。
僕の名前は、海道 白一卵性の双子の兄は、海道 黒。
兄の黒は、髪が黒く金色っぼい茶色の猫目をしていて、体が弱いながらも好奇心旺盛なこどもだった。
反対に僕は、髪が白くルビーのような真っ赤な目(所謂 、アルビノ)をした暗いこどもだった。
まあ、何が言いたいかって言うと全くの正反対だったってこと。
黒の金色っぼい茶色の目は、僕らの家のせいである。
家は、歴史ある旧家の本家筋にあたるところだった。
そのため、血筋をのこすため兄妹結婚はざらだった。
それを繰り返した結果が、黒である。
金色を帯びている瞳、そしてなにより弱い体。
誰かに守られなければ生きては行けない、そんな 体だ。
どんなに体が弱くても、僕はそんな兄が大好きだった。
暗くてこの気味悪い髪と目を唯一肯定してくれた兄が。
そして、兄も家からなかなか出られなかったせいもあり、僕のことを大切にしてくれた。
僕らは、共に依存しあっていた。
そんな日常が壊れたのは、14歳の夏だった。
もともと体が弱かった黒は、年々免疫力が落ちて行き今年の夏を越えられるか越えられないか、と言うところまでよわっていた。
そうなると僕は、余計に兄に依存して一日中ベッタリになった。
そんな僕に兄は、鬱陶しいにも関わらず優しく優しく僕を撫でていつもこういった。
「大丈夫、大丈夫だよ
僕は、居なくならないから安心して。」
強がりだって分かっていた。
だけど、その手にその言葉に僕はいつも安心を求めて、綴りたくなった。
そして、兄の15歳の誕生日がきた。
(僕と兄は、1日またいでの出産だったため兄の誕生日と、僕の誕生日がちがうのである。)
兄は、その日昼頃になると僕には内緒で外にでた。
その時は、体に無理をかけてまで何をしたかったのかとても疑問だった。
そして、何事もなく帰ってきた兄に安心をした。
だが、次の日の朝頃(僕の誕生日)に兄は静かに息を引き取った。
僕は、 兄が居なくなった喪失感と、気がおかしくなるような思いをした。
何日も何日も僕は、 飲まず食わずで過ごした。
!
そんなある日、僕はふと机の上にあるもの小さな袋に気がついた。
中には、赤いイアーカフスが片耳ぶんだけあった。
不思議に思い中
だから、僕が左で白が右ね!
これからも宜しくね
黒より》
「ふっ、、ぐろのっっっえっぐっう、ぞづぎぃぃぃぃぃいいいいい!!ふぇええええええええん !!」
僕は、泣きつかれたあと右耳に赤いイアーカフスを付けた。
するといきなり目の前が、真っ暗になったと思ったら、兄が現れた。
「久しぶり、白」
兄は、まるでイタズラが成功したような無邪気な笑顔を浮かべた。
「く、黒?黒なの?嘘!?ほんと!? 」
黒は、前のように手をそっと僕の頬へ手を伸ばし、いつものように優しく撫でた。
「本当だよ白」
「じゃあ、やっぱり黒はしんでな、んか……」
僕の言葉は、不自然に途切れ。
下を見ると黒の足は途中から半透明になって透けていた。
「ごめんね、それも本当なんだ。」
黒は、申し訳なさそうにいった。
「でも、これからも白と一緒には、居られるんだ。」
そう言うとにこりと微笑んだ。
「本当!!」
僕は、勢いよく身を乗り出した。
「うん!僕はね白のもうひとつの人格としてそばに居られるんだ。たから、またこうしていつだって会える。それに、やっと1つにもどれるんだよ!」
「ホントに!!」
そして、僕らはまた強くお互いに依存する。
あれから、数年たって僕は立派な大人になった。
僕は、目をつむり『彼』に話しかけた。
「黒……ずっと一緒にだよ」
「当たり前でしょ」
そう黒は答えた。
駄文ですいませんonz
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