僕らが歩く
ちょっとした、人物像。
僕→意固地な少年。嫌われ者。
キミ→意固地な少女。人気者。
どんなに、強くなっても
キミを守ることが出来ないのは
わかりきったことでした。
太陽のように笑うキミの側で
同じような笑顔で居ることを望んだけれど
正反対な僕らは、決して
寄り添うことは、許されませんでした。
強くなるにつれて、
キミを傷つけることしか出来ないなら、
いっそのこと、もう、
傷つけてしまえばいい、なんて
馬鹿らしいことも考えたものです。
愛していたわけじゃない、
ただ、友として僕はキミが
ー 大好きだ
そういって僕らは別れを告げる。
特別身分差があったわけでも
反対された関係でもなかったけれど
僕ら自身が許すことができませんでした。
僕らが歩く、その先に
何があるかは分からないけれど、
意固地な僕らには、
もう、失うものはないのだから、
再び出逢うその日には
己を貫いて相対しましょう。
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