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霧の中

時は常に流れる。

物語だろが虚構だろうが、時は関係なく流れる。


遅い。

気付いた時には遅すぎる。

登場人物が動くのは、常に霧が晴れてからだ。

濃霧で見えぬと嘆き、歩まず。


動き出した歯車は。

ネジを巻かれた時計は。

決して止まらない。抗えない。

歪みを孕んで、針は廻り続ける。


遅すぎる。

遅すぎるのだ。


真実は霧の中にある。


其は誰も見ず、聞かず。

ただ、晴れぬ深い霧。


真を得るを望むなら。

恐れるな。霧を進め。


必ず求める真実はある。

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