表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/46

◇01 物語の始まりはいつだって

思いつき一発のごり押しで書いておりますので、矛盾点など多々ありまくりですがご了承ください<(_ _;)> 

駄文ですが、暇つぶしにでもなれば幸いです。

 木枯らしが駅構内を吹き抜けた。


 あまりの冷たさに身をすくめる。肌が切れそうな風に、もうすぐ冬が来るのだと実感した。


 聞き慣れた音と共に、アナウンスが流れる。

 私はお爺さんのお見舞いに行くはずだった。

 

 休日のため、それなりに人がいる中、ドアが開く位置に移動する。


 顔を上げれば、向こう側のホームに懐かしい女性の姿を見た。パーマのかかった長い髪をうっとうしそうにかき上げる姿は、記憶より少し老けていて。

 彼女は私には気がつかない。

 

 車輪の音が大きくなり、押された風が舞う。



 そして――




 ――背中に軽い衝撃。


 意図せぬ力に私の体は傾いた。何が起こったのか理解が追いつかないまま、宙へ投げ出される。雷のような警笛が鳴り響く。


 ――腕に走る痛み。耳をつんざく音、音、音。轟音。


 気が付けばわたしは線路の上に落ちていた。

 恐怖を感じる間もなく。


 最後に聞こえたのは女性の悲鳴だった。




***




『_________』



 あるところに、悪い継母と義姉(あね)に虐められながらも、健気に生きる少女がおりました。

 少女を生んですぐに実の母は死んでしまい、その後再婚した父も今は母の元へ逝ってしまいました。


 父が死んでからというもの、継母と義理の姉は少女を召使いの様に働かせ、自分たちは父の残した財産で豪遊三昧。母親に似た美しい少女を嫉んでなのか、二人は少女を毎日虐め続けます。

 それでも少女は負けじと気丈に過ごしていました。


 そんな少女の心を慰めてくれるのは、元気な小妖精。小さい頃からの親友は、少女の良き相談相手でもあります。




 ある日、少女の家にお城から舞踏会の招待状が届きました。

 なんと舞踏会は、王子の花嫁選びのために開かれると言うではありませんか。

 けれど、継母は自分と義姉のドレスだけを買い、少女には何も与えてはくれませんでした。


 お城は女の子の憧れの場所です。それは、少女も同じでした。

 なのに、お城には綺麗なドレスがなければ行けません。少女は悲しくなりました。


「……わたしもお城へ行ってみたいなぁ」


 少女の口から、ため息が零れました。

読んで頂きありがとうございます。

誤字脱字などありましたら、知らせて頂けると助かります;

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ