大切にしていた彼女が、強盗にあった話
小説初心者です、自己満で載せていくだけなのでよろしくお願いします
【登場人物】
【目線】[坂山ハヤト]17歳 高校2年生 男性
[彼女]16歳 高校一年生 女性
[その他]友達、先生など
午前8時頃、坂山ハヤトは机にうつ伏せになりながら、ダラダラと授業をなんとなくで受けていた。
ハヤト「ふわぁ〜あ……ねむ……だり〜……」
大きな欠伸をしながらふと独り言のように呟く、まだ一限だと言うのに弱音を吐いてばかりであった。
彼は毎日のように遊んでばかりの人間だったため、寝不足になっていた、自業自得とはこのことと痛感する。
先生「坂山、聞こえてるぞ!罰としてこの問4の答えはなんだ?」
ハヤト「…げっ!?マジすか!?」
周りからはクスクスと笑い声が聞こえる、恥ずかしさのあまり少し照れながら、しぶしぶ問題文を見て、なんとなく答えを言ってみる。
ハヤト「…√3っすか?あと悪いんすけど先生、問1の問題文、6じゃなくて0っす
先生「はぁ……正解だ…ミスは悪かった、次から気をつけろよ」
ハヤト「へーい」
なんか正解だった、地頭は良いとクラスの人達には自称しているが、実際彼は地頭は良い、成績やテストの点数にも出ている。
真面目に授業を受けようとしたその時、やはりいつもの「良い」邪魔が押し寄せてくる。
_____
彼女だ、彼女が入学した時に一目惚れしてしまった
勇気を振り絞って話しかけにも言ってみた、案外気の合う人だった
そうやっていつしか彼女は「ハヤト先輩」ではなく「ハヤト」として見るようになったため、敬語も使わないようになり、二人だけ外食する日も増えていった。
ある日、向こうから告白された、まさか自分のことが好きだなんて思いもしなかった、とても嬉しく、二つ返事でOKした。
彼氏彼女になってから、数ヶ月は経った、そして彼にとっては、これ以上ない贅沢な悩みだった、いっそのこと授業なんて抜け出して彼女に会いたい、だなんて考えも持っていた。
_____
昼放課、友達から一緒に食べようと誘われる、自分は自炊ができる方ではあるため、自分で作った料理を毎回弁当に入れて行く、だが今日は遅刻しそうだったため、作り置きしておいたものをレンチンしただけのシンプルな弁当。
それでも友達は「やっぱお前の料理すげえな!」と褒められる。
友達A「最近彼女とはどうなの?」
ハヤト「へへ…相変わらずだぜー?」
友達B「ほんっとに羨ましいーー!私にも出会い欲しいー!」
ハヤト「あっははは!お前顔立ちもいいんだからきっとできるって!応援してるぜ!」
友達B「ハヤト君…トゥンク…」
ハヤト「…トゥンクって自分で発音するもんなの?」
友達A「それはないかと」
ハヤト「だよな」
_____
のんびりとした昼放課も終わり、その後の授業も終わった。
その後爆速で帰った、が、やはり校門前で待ち伏せしていた。
ここなら彼女が見えやすい、早く会いたいな、とワクワクしつつ思い、ふと見つけた。
ハヤト「いた!やっほー!」
彼女「やっほー!」
彼女はハヤトを見つけた途端、ぱあっと明るい表情で走ってこちら側に向かってくる。
彼女「お待たせ!今日は両親お出かけだからいっぱい一緒にいれるよ!」
ハヤト「まじで!?じゃあ今日はどこに行こうかな……あ、俺と○○(彼女の名前)、テスト近いからさ、図書館行って勉強しに行かない?」
彼女「ありよりの、あり!じゃーいこ!」
_____
図書館、静かで暖かな雰囲気と、木の匂い、二人は勉強に励んでいた。
彼女「…ハヤトぉ、ここの問題ってどう言うこと?」
ハヤト「あーここ?えーっとね……」
彼女の癖は分かりやすかったため、わかりやすく例えながら問題の答えを導くように話して行く。
彼女「解けた!なるほど!じゃあこれも?」
ハヤト「んーと、式だけ描いてみてくんない?……そうそうそう!そこから?そう!わかってきたね!」
彼女「やった!」
ハヤト「いぇーいハイタッチ!」
彼女「ハイタッチ!」
一応図書館なことは二人とも自覚済みなので、小さな音でハイタッチする。
_____
彼女「お腹すいたな…コンビニ行ってくるよ」
ハヤト「え、俺も着いて行くよ」
こんな時代だ、流石に女性一人がコンビニに行くのはまずいと思い、着いて行く提案をした。
彼女「大丈夫!パッと行ってパッと帰ってくるだけだから!それにここからすごく近いでしょ?
ハヤト「うぐぅ…でも…」
彼女「大丈夫だから!いざとなったら連絡するよ!」
ハヤト「うーん……」
キッパリと断られてしまった、ハヤト自身、押しに弱いのを忘れていた、もう仕方あるまい、と思いつつ、「わかった」と言う一言で、手を振りながら彼女を見送った。
5分経過
悩んでるのかな?と思いながら、待ってみる。
10分経過
図書館だからとはいえ、ここは食べても大丈夫な所ってこと忘れてるのかな?とも思いながら、彼女の言葉を信じて待つ。
20分経過
おかしい、連絡も来ないなんて、流石に待ちきれなくなったハヤトは、足早にコンビニに向かう。
_____
なんだかコンビニが騒がしい、自動ドアにも溢れるほどの人だかりができている。
ふと、嫌な声が聞こえた、同時に聞き覚えのある声が聞こえた。
???「こいつがどうなってもいいのか!」
???「ひっ……!」
声でわかった、俺の彼女だ、絶対に間違いない
ハヤト「すいませ……通ります……失礼しま…うぉおおっと!?」
人だかりができてるとはいえ、あまりにも多すぎる、押し押されながら、必死になって彼女の元へ向かう、最悪の結果は、いやでも考えてしまう、それでも絶対に必死に向かう。
絶対に俺が助けなきゃ、そう言う本能があった。
_____
しばらく経ち、もう少しで抜けそうな所、鈍い音が聞こえた、周りからは奇声が聞こえる。
ハヤト「(…まさか、違うよな?俺の彼女に限ってそんなこと、ありえない、無理、信じたくない、嘘であってくれ、違うんだよな?なぁ…!)」
やっと抜け出せた頃には、悲惨な姿が映っていた、周りからは救急車、それと警察を呼ぶ声、犯人は逃走してしまったが、それよりも彼女だ。。
震える手で強く強く抱きしめる、「苦しい」という返事もない。
ハヤト「大丈夫…大丈夫だから…大丈夫…大丈夫……」
それは、彼女に問いかけているようにも聞こえるが、同時に自分にも問いかけていた、ちゃんと自分を保つような、そんな発言だった。
病院に搬送された彼女はハヤトも同行していた。ずっと彼女の手を握り、大丈夫、大丈夫と発言していた。
そしてすぐさま手術室に運ばれた。
ハヤト「…親に、連絡……」
親には誤字だらけの「遅れる、ごめん」という文章が送られた、返事は来るが見る元気もない、生きててくれ、そういう懇願だけが残っていた。
手術中、のランプが消え、走って医者に問いかける。
ハヤト「…彼女はどうなりましたか!?!?」
医者「…心臓部分があまりにも深く刺さってしまい…残念ながら…」
声が出なかった。
俺の彼女が、死んだ?俺の、生涯大切にしたいって、思った、俺の彼女が?
ハヤトは膝から崩れ落ちた、大きく泣いた、大粒の涙がポタポタと落ちる。周りなんて気にする余裕もない、それほど大事に、大切にしていた彼女だったから。
_____
あの日から、ハヤトは遊ぶ頻度が異常なほど増えた。周りからは心配されたが、不器用にへらっと笑い、大丈夫と一言だけ告げた。
ハヤトはそれを「愛」と変であり、不気味な方向に考察した、そうしないと精神が持たない、耳から騒がしい音が聞こえている、そういう状態じゃないと考えてしまう。
先生からは「急遽転校することになった」と言われた、もちろんそんな言葉信じなかった、この目で見てしまったのだから
今日もハヤトは友達と、騒がしい音から耳を傾け、「愛」を受け取る
愛情、いや、「藍情」がないと生きていけぬ。
見ていただきありがとうございます!既存のキャラクターがまだまだいますので、気が乗ったらまた載せていきます




