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第6章 沈黙の中で

未来創生党の幹部と秘書が逮捕された翌朝、党本部は混乱に包まれていた。本部前には報道陣が殺到し、テレビでは「前例のない適用」と繰り返し報じられている。


会議室で幹部たちは声を荒らげた。


「給与なんて、どの事務所でも払っているだろう!」

「戸別訪問で国政報告をするのは、昔からの政治活動じゃないか!」


他党の反応はあまりに静かすぎだ。自由保守、公正、立憲、国民協和、改革保守、社会市民――革新、令和、保守新党、チームきぼうでさえ、この件に関しては口をつぐんでいる。誰も抗議せず、誰も擁護しない。


「なぜ、こんなにも沈黙しているんだ……」


未来創生党の幹部たちは互いに視線を交わし、不吉な予感を強めていった。

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