異世界転生するには、あなたもかくれんぼで勝たないといけない
なろうの夏のホラー企画が始まった。僕はホラーが好きだ。
今、家のパソコンをつかって読みあさっている。
「異世界転生するには、かくれんぼで勝たないといけない 3」
この短編3つめか。
なんだか3つ目となると、すこしネタ切れ感が否めない。
「生け贄が慣習となっている村に飛ばされて、生け贄になっちゃったかあ。ホラーというより
ここまできたらメイドが不憫な滑ったギャグ小説になりさがった感じがするな。」
さてさてこのシリーズはもう読まなくていいかな。
企画のタグをクリックし、おもしろそうな小説をさぐる。
「異世界転生するには、あなたもかくれんぼで勝たないといけない」
あれ、また更新したのか、この作者。でもちょっとタイトルが変わっているな。
「あなた。」って誰のこと??
「この小説をお読みの皆様、こんにちは、私はマナカノミコトです。ようこそ。この小説を
お読み頂くと言うことは異世界転生を目的にかくれんぼをしたいという意思をお示しに
なった方と理解させていただきます。もしこの先、地獄にいくか異世界にいくかの運命をかけた
かくれんぼをかのメイドと行うお覚悟がある方はどうかそのままスクロールして読み進めてください。
もしそこまでのお覚悟がない方は閉じて別の小説をお読みください。
ただの小説と侮ることなく、覚悟してお読みください。なあに、パソコンがスマホの画面越しの
かくれんぼですから、あなたの頭の中のイメージのメイドとのかくれんぼですから。
ちなみにあなたが、かくれるほうでメイドが鬼ですから、絶対見つからないでくださいね。
メイドはあなたのイメージの中にいますよ。」
本当にお読みいただく覚悟はできましたか?
こんにちは、読者様。私はあなたのお相手をさしていただくくだんの
黒髪パッツンのメイドです。
今度こそ、あなたに勝ち異世界転生を果たしたいと思っております。
さてどこへでもお隠れください。
必ず見つけ出しますから。
もういいですか?もういいかい?
もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?
もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?
もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?
もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?
もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?
もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?
もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?もういいかい?
あはははは!画面から逃げても無駄ですよ。既にあなたの心の中に私はおりますから。
一度この文字情報を植え付けられたあなた様に勝ち目はございません。
それでは長き、無限に続く地獄の苦しみを味わいくださいませ。
堕ちよ。