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テレポートした先に


「痛いっ!」


ドスンと雄揮は尻餅をついた。


「雄揮〜……」



雄揮は真下を見る。



「わ、悪い観佳」


「重いから退いて〜……」



雄揮は観佳の上に座っていた。


唸るように声を出し、観佳は懇願する。



「ふぅ……ヒドイ目にあったよ」



涙目になりながらスカートの裾を払う。



「わ、悪いな。まさか下敷きになってたなんて気付かなくてさ」



どうやらテレポートの際に雄揮が後になってしまったらしい。



不本意ながらも雄揮は謝っていた。



「ところで、ここどこだ?」



見た感じ、路地裏っぽいが、どうも見覚えがある気がする。



目の前には崩れた廃墟ビル。



左右には大通りに抜ける通路になっていた。




「あ……!私分かったよ!」


「本当か?」



観佳は頷く。



「ここって少年2人が行方不明になった場所だよ。ほら、目の前に廃墟ビルだし、左右は大通りじゃない」



観佳に説明され、雄揮は頷いた。



道理で見覚えがあるはずだ。


つい最近有名になった失踪事件の現場なのだから。



「あれ?ちょっと待てよ。あれってゲームが原因――」



雄揮は思い出す。



もしここがあの現場ならモンスターがいた筈だ。



だけどモンスターの反応は『PSAS』にでていない。



「間違いないよ。私のPSASは反応してるもの」



とそこへ――



「……当たり、だな」


黒い影が大通りに見えていた……。




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