狐子佳のドジからの王女に見つかる
次話は男の新キャラを出します。
こんな王城あったら行きたい……
「俺何も言ってないのに引きずって行くのは駄目じゃないですかね?」
「王様の話聴いてなくて聴かせてくれって言ったのはゆーちゃんだよ」
「わー!お布団もふもふだよ!」
「トイレも付いてる!お風呂も!なんだこれ?
うわぁー!」
バタン!ガタガタ、バシャーン!
狐子佳……ドジしてるのか、何かにつまづいて転けて何かに突っ込んだんだろう。怪我してると行けないので皆で見に行く、あ、妃芽はお布団に夢中みたい。しょうがない2人で見に行こう。
「大丈夫かー?おー、なかなか広い風呂だな。小さい温泉みたいになってるな。なんか現代日本のホテル?旅館の上位互換みたいな所だな王城。」
「また何してるの?狐子佳、だからもっと気を付けてって言ってるのに」
成程風呂の前に仕切りで段差があるな、段差につまづいて前転?か何かして受け身とかしようとしたのかな?その前に風呂の中に落ちたみたいだけど、全身びしょ濡れ、制服が濡れて扇情的です。なんかジト目されてる……。
「ゆーちゃんは何時もの事、狐子佳も何時もの事で片付けたら駄目?」
「ぷはぁ!制服濡れたちゃった……どうしよ……」
「取り敢えず怪我はないみたいだな、良かった。服は鞄とか一緒に転移してないから体操服とかも無いし……メイドの人とかに聴くしか無いな」
「タオルみたいなのあそこにあるから狐子佳を拭いてるからメイドさんに聴きに行ってくれない?ゆーちゃん」
「了解、何処いるかなー出来るだけ早くするけど期待するなよ。」
「狐子佳が風邪ひいていいならどうぞ?」
「ゆーちゃん……お願い、早く聴いてきて」
「分かった、分かった、行ってきまーす」
お風呂場から出て寝室に行き、妃芽に声をかける。
分かったと行ってお布団の柔らかさをまた堪能するみたいだ、幼女が旅行先で疲れてベッドで寝ようとしているようにしか俺には見えない。
部屋出てメイドさんか執事の人を探してながら歩いて居ると
〈あ!貴方、やっと見つけたました〉
アホの子に捕まった、メイドも執事も連れてない。王女(仮)なら従者とか連れとけよ……あ、後ろにメイドさん発見、良かった、良かった。
「すみません、ちょっと用事があるので失礼します。」
見つけましたって言いたかったんだろうな、見つけたたましたってなんだ、やっぱりアホの子だ。
〈あのですね?私心の声を聴くとこが出来るです〉
え″?すみません、謝ります。アホの子なんて言ってごめんなさい。だから許して下さい!
〈許す?王女にそんな事言って「言ってないです。断じて言ってはいない」許…そんなよりさっきのは冗談ですよね?本当に〉
なんださっきのってアホの子って言ったや〈違います、この国壊すとか言ってましたよね?〉
「あれは冗談です。本当にいい人達ならしませんよ。クラスメイトも同じだと思いますよ。」
クラスメイト達の間で問題とか無いしな、いじめとかある訳でもないし、陰キャ、陽キャとかでなんか溝があるとかでも無いし。総じて皆仲がいいみたいな感じだからな。
〈それなら良かったです。アホの子って思ってたのは許しませんけどね。私はアホの子じゃ有りません!それより狐子佳?さんの事は大丈夫ですよ〉
俺はこいつ結構やばいやつと認識した。こいつの結婚相手にも同情した。いるか知らんけど、隠し事が一切出来ないだろうに……可哀想……ちょっと怒ってらっしゃる……話を戻そう
「狐子佳が大丈夫とは?」
そうそこだ、早く替えの服なりなんなりを持って行って上げないと行けない。
〈私にお任せ下さい!案内して下さい、早く行きましょう〉
この後連れていったら魔法で狐子佳の制服を乾かして、女子4人で会話し始めた。俺は部屋を追い出された。なので昼までにまだ時間あるだろうから王城の散策をしよう。次いでにアイツらも連れて行こう。
心読まれるって結構やばいですよね。
皆さんの親友とか妹とか兄とか、恋人の誰かが心読めてたら怖いと思いません?
作者はとても怖いです。