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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

物語を紡ぐだけの無駄なお話

作者:白野二合
この物語に意味は存在しない。
ただいくつかの登場人物が存在するだけだ。
彼らは結末を知らない。我々も結末を知らないのと同じように。

だからこそ、ある人間が本当は何者なのかなどという愚問についても、誰一人として正確に知っている者など存在しない。
知らないことは恐ろしいことで、時には誤解から更なる誤解を招く、時には目を背けたくなるほど煩わしいことでもある。
それでも真相を探り、紡ぎ続けるというのならば、何かを見つけることができるかもしれない。

少女は気持ちを切り替えるように、居ずまいを正し、白紙の書と向き合った。
何から書き始めたらいいのか、一瞬思案して、それはどうでもいいことだと結論づけた。
時系列がどうであろうと、この文章を読む者は恐らく居ないであろうからだ。
彼女が今までに知り得たすべてを残す覚悟を決めるかのように、インク瓶にペン先を浸した。

長い夜になりそうだ、と少女は思った。
1頁 決行の夜
2019/11/06 13:15
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