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周期表

 周期表とは


 全ての元素を原子番号(原子の原子核の陽子の数)の順に並べたもので、現在では118種類の元素が並んでいます。


 天然に存在するなかで原子番号が1番大きい元素は92番のウランです。


 原子番号が93番以上の元素や43番のテクネチウムなどは天然には存在せず、人工的に合成された元素です。そして現在でも新しい元素の合成が続いています。


 周期表の見方


 周期表の横の行を周期といい、縦の列を族といいます。


 族は左から順に、1族から18族まであり、同じ族に属する元素を同族元素といいいます。


 周期表の両側にある1、2族と12から18族の元素を典型元素といい、典型元素の同族元素は、化学的によく似た性質を持ちます。


 全体の電子殻の数がちがっても、いちばん外側の電子殻の状態が同じだからです。


 歴史


 ロシアの化学者ドミトリー・メンデレーエフは、サンクトペテルブルク大学で化学の講義を行うために教科書を執筆していましたが、元素をどのように記述するかという問題に突き当たりました。


 何かを軸にして系統的に教えるべきだと考えたのです。


 彼は、それまでの元素を体系的に取り扱う理論を元に、発見された全ての元素を原子量の順に並べ、化学的に似た性質を持つ元素が縦の列に並ぶような表を作り上げました。


 この表には空欄を設けており、そこを将来発見されると思われる元素としたうえで、とくに3つの元素について詳しくその性質を説明しました。


 こうして周期表の最初の形ができ、1871年にドイツのリービッヒが編集している「化学年報」へと投稿、掲載されました。


 発表された当初、殆どの化学者は周期表に注意を払いませんでしたが、新しい元素が発見されるにつれ、それらがメンデレーエフの予言に当て嵌まることがわかると一般的に承認されるようになり、新しい元素の探索や元素間の関係について調べることの地図の役割を果たすようになりました。


 現在では、この地図の空欄は全て埋まっています。



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