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6月6日

季節の変わり目で風邪を引いてしまったようだ、少しのどが痛かったのだけれど今日になって熱が出て来てしまった。

常備してある薬では足らないかも知れないから、まだ軽い内に裏通りの薬屋で解熱剤とビタミン剤、食欲が無くなった時のために栄養のある物をいくつか買った。

ここの食べ物は酷い気分でも不思議とおいしく食べられるから重宝している。


この時代でも、この薬屋の店主は魔女だとか言われてしまうのだから面白い。

確かに灰色のワンピースに可愛らしい薄ピンクの肩掛けの老婦人で、

話し方はやさしく上品で気軽に立ち寄れる場所を提供してくれるというのは

まるでヘンゼルとグレーテルに出てくるお菓子の家の魔女と言えなくもないかもしれない。


そうであったとしても、このお店の門番はお婆ちゃんのワンピースと同じ色の猫一匹しかいないけれど。

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