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様々なVRゲームの中の唯一つの終焉

作者: 峯月

初投稿です。拙い部分もあるかと思いますが、ご覧ください。

 「そろそろ終わりだね……」


 そう感慨深そうに呟くのは、王族が住むような城の謁見の場。その玉座に座る見た目十歳以下に見える少女。宝石のようにキラキラと光る大きな金瞳。スッと通る小ぶりな鼻。ぷっくり柔らかそうな桜色の唇。そんな数々のパーツが完璧なバランスで整えられたように配置され、誰しもが可愛いというような幼い顔。そこに腰まで続く光を浴びれば輝くような金糸を左右へと結ばれ、より一層幼さが強調されている。


 そんな少女が玉座から広場を見渡すのでは無く、その玉座に両膝を付き、後ろへと振り返った。


 「………ん」


 少女の視線の先には、玉座に座る少女よりも少しだけ年上に見え、玉座に座る少女のように見ただけで可愛いと思える少女だった。

 十三歳前後。紅玉のように紅い紅瞳、膝近くまで伸ばされた銀髪のストレートが特徴的だ。

 そんな銀髪の少女が、玉座よりも少し見劣りする椅子に座り、眼を閉じて小さく返事をする。


 「…ラーナ…最後くらい普通に喋ろうよ……」


 ラーナと呼ばれた少女の返答に金髪の少女は呆れたように溜め息を吐く。


 《ルパナ……これはロール、最後の最後まで…ラーナである為のロール》


 すっと眼を開け、無表情のままラーナはルパナへと視線を向ける。


 「まぁ…嫌いじゃないけど…NPC相手にしてるみたいで暇なの!個人チャでは一杯喋ってる癖に」


 ルパナは口を尖らせて呟く。それに対してラーナは仕方ないというように溜め息を吐いた。


 「…それで、何?」


 素っ気無い物言いだったが、それで満足したのかルパナはパッと表情が輝いた。


 「久しぶりにラーナと会話できる!」

 「……いつもしてるでしょ…?」

 「いっつも個人チャじゃん!やっぱり白チャで話し合いたいの!」


 このVRオンラインネットゲーム、『Angelic World Online』通称AWO。

 AWOでは、口で会話するという事をチャットといい、現実のように会話をする事を白チャと言われている。それはチャットログには白文字で書かれる所から来ている。因みにPTにしか発声されない物はPTチャ、ギルドではGチャと言われている。

 そして、最後に異色なのが個人チャ。これは口で話す事ではなく、思念という概念で話すことが出来る。口に発声するのではなく、思考で会話するように思い描く事で個人個人で話すことが出来るチャットだ。

 この個人チャは、ラーナがよく使うチャットであり、白チャはあまり使わない事にしていた。


 何故、白チャではなく個人チャをよく使うのかは一応理由がある。

 それはラーナ自身ロールの中で必須だったのだ。ロールとは演技、簡単に言えば、無口キャラという演技をしていたからである。AWOの世界で無口キャラと言えばラーナ、ラーナと言えば無口キャラが定着していると言っても過言でもない。そしてラーナが口で会話するのは無いに等しく、白チャで会話した事がある他プレイヤーはそれを自慢する事すらあった。

 それくらいに無口キャラというキャラを完璧にロールしていた。


 「……今だけ」

 「よっし!」


 ルパナは小さくガッツポーズをすると玉座から降り、ラーナに近寄り、そしてラーナの膝へと座った。


 「……やっぱりお子様」


 そう呟いたラーナにルパナはむっとした顔でラーナを見て呟いた。


 「…ネカマさんには言われたくない」

 「………ばれてないから怖くない」


 ラーナはルパナの視線から逃げるように視線をそらす。


 そう、ラーナの中の人は男性だ。ラーナ自身無口な女の子キャラをロールする事が楽しくてやっていたのだが、いつの間にか男性だとばれないようにする事が楽しくなってしまっていた。

 そしてばれたのは初期に親しくしていたメンバーだけだ。その頃は隠していなかったし、ばれたとしてもそういうプレイとして受け入れられていた。そして何より、ばれないようにロールする事を始めたのがそのメンバー達のせいというのもあったのだが。


 「それにしても…ほんとにばれないとはねぇ…さすがの私でも吃驚だよ…」

 「……私のロールの賜物」

 「…無口キャラなだけでしょ…」


 そのルパナの言葉にラーナがむっとしたが否定しきれないのか言葉が出ない。


 「…そんな事いうなら会話しない」

 「わっわっ!ごめんごめん!」


 ツンッとそっぽに顔を向けたラーナにルパナが慌てて頭を下げて謝る。

 その事で少し溜飲を下げたのかルパナに顔を向けて頭をなでた。


 「…もうここともお別れかぁ…」


 そう言ってルパナが前を向く。その先には広大な広さの謁見の場。白を基調として、細部にまで拘り抜いた装飾が施され、扉から玉座まで、真っ赤な絨毯が伸び、その上に降りかかる円状ステンドグラスの色が付いた光がオーロラを思わせる。


 「……まさか運営がこんなの用意するとは思わなかった」


 この謁見の場。いや、城はルパナのギルドに運営が作成してくれた物だ。

 ルパナのギルド。『神と天使の楽園』。

 AWOでは種族に天使という種族があり、その上位種には神がある。

 初めは、天使から始まるのだが、ギルドや個人戦等で功績を上げると上位種に運営が昇格してくれるのだ。その中で、ルパナのギルドは、ギルド戦で上位の中の上位に入り、そして初めてルパナが天使の上位種、神になった事で初という特典としてこの城、ギルドホーム、略してGHが譲渡された。


 運営から譲渡されたこのGHは他プレイヤーからは神達の集い場とも言われている。


 「……神達の集い場」

 「…その種族専用のギルドを作っただけのにそんな壮大な呼び名になるとは思わなかったよね……」


 ラーナの呟きにルパナは困ったような苦笑いを浮かべる。

 元々、親しくなった者同士が天使の種族を使っていたのもあって、このギルドを作ったのが始まりだった。初めは4人程度の小さなギルドだったのが、ギルドの名前で人が増え、後に上位種の神、ルパナがいるというのもあり、また増えるといった連鎖が発動した。


 「この世界を作ったのは初めて上位種の神になったルパナ様というのもあった」


 いつも無表情に徹していたラーナがクスクスと思い出に破顔するが、前を向いて悶えていたルパナには分からなかったようだ。


 「そ、それは恥ずかしすぎるからやめてっ!」


 真っ赤になったルパナが両手で顔を覆ってふるふると首を振る。

 ルーナはそんな悶えているルパナの頭をゆっくりと撫でる。


 「で、でも、それを言ったらラーナの方が私より人気だったじゃない!」


 その言葉にラーナはうっと呻き声と共に撫でる手が止まった。


 「私が神様ならラーナはその剣とか絶対神に捧げた剣を持つ戦乙女とか!無口なのに母性の塊とか私の母親とか!」

 「わ…分かった…分かったから…やめて…」


 その焦るラーナにふっと勝ち誇ったような笑みでルパナはラーナを見る。その顔にラーナはイラッとしたが、掘り返されるのを恐れて無理やり話を変えた。


 「…ここで終わりを待つ?後2時間」

 「んー…ここでいいんじゃないかな、やっぱり私達らしいでしょ?」


 ニッと笑ったルパナにラーナは小さく微笑んで頷いた。


 「…そういえば二人は?」

 「もうそろそろ来るんじゃないかな?2時間前位には来るって言ってたし」

 「……驚かせる?」

 「ふっふっふ、いいねそれ!」


 そういうとルパナはラーナの膝から降り、玉座へと座った。それに続いてラーナはその玉座の隣に立つ。

 


 ギィッと音を立てて目の前の大きな扉が開いた。


 「ごめんね!ちょっと遅れたかな?」

 「すまんすまん少し遅れちまった」


 そう言って入ってくるのは、おっとりとした雰囲気を醸し出すように手を頬に置いて首を傾げる、ブルーサファイアのような青髪を毛先辺りで止めた女性。スタイルは凄くよく、所謂ボンキュボンを体現しているような体型、そして髪と同じ色をした瞳は垂れ眼で第一印象が優しそうと誰もが言うだろう。年齢で表すなら20代後半くらいか。

 その隣には、筋骨隆々といった風体の男性。これで鉢巻と金槌を持てば、鍛冶屋か大工とでも言う人は多い。髪は炎のように紅い赤髪。そしてそれと同じような色の赤瞳だ。

 こちらの年齢は30前半といった所だろうか。


 「謁見の場に何か御用でしょうか?」


 そんな二人にルパナは玉座の背凭れに背を預け、肩肘を突いて見据える。

 その様子にラーナは内心くすっと笑いながらも其れに合わせるように腰に提げている剣に手を当て胸を反らして堂々と立つ。


 その事に二人は数分呆然と此方を見た後、一人はくすっと微笑み、一人はぷっ噴出していた。


 「な、私を笑うとは無礼にも程があります!」


 ばっとルパナは立ち上がる。噴出した男性に視線で射抜かんばかりに睨む。

 睨まれた男性は、肩を竦ませてその演技に乗っかった。


 「これはルパナ様。ご無礼申し訳ありませぬ」


 すっと片膝をつき頭を下げる。

 その事でルパナも乗ってくれた事に嬉しそうにしながらも初めは肩を震わせていたが、次第に我慢出来なくなったのかお腹を押さえて笑い出した。


 「ふふ…ふふふ…あははははっ!ラルクには似合わない!似合わない!」

 「うんうん、似合わないねー」

 「……ん」


 ルパナの言葉にそれまで微笑んでいた女性は頷いて笑っている。ラーナもそれに頷く。

 その三人の様子にラルクはイラッとしつつも自分でも似合わない事をしたと呆れながらに溜め息を吐いた。


 ルパナはそれなりに笑った後、涙を拭いながら玉座に座りなおした。


 「あはは、いらっしゃいラルク、セシル」


 そう言い、ルパナはにこにこと笑いながら足をぶらぶらと揺らす。その横ではラーナがスッと一礼した。


 「最後だもの。お姉さん、一緒にいたいわ」

 「そうだぜ、最後なんだからな。語り合いたいじゃねーか」


 セシルは微笑みながら、ラルクは頭の後ろを掻きながら赤い絨毯を歩く。


 「やっぱり二人は変わらないなぁ」


 くすくすとルパナは笑う。隣ではラーナはいつものように無表情で二人を見たままだ。


 「それを言うならラーナの方が変わらないだろ、無口キャラめ」

 「………筋肉バカ」

 「なぁっ!?」


 いつもだったら無表情のまま視線を向けるだけのラーナが口を開いてラルクはきょとんと固まってしまった。其れを見て、同様にセシルも止まり、ルパナはまた笑い出した。


 「さっきね、最後なんだから白チャで話そうって言ったんだぁ~、皆も久しぶりでしょ?」

 「…さっきのように言ったら個人チャで言ってたように白チャでも言うから宜しく」


 ラーナは少しそっぽを向くが、固まった二人はフリーズから戻った。


 「久しぶりね。ラーナちゃんが喋るの」


 セシルはくすっと微笑んでラーナの頭を撫でる。その仕草にラーナは少し嫌そうにしていたが、仕方ないといった様子で撫でられる。

 その様子を後ろでフルフルと震えるラルクを訝しそうに見るラーナ。

 そして次の瞬間、


 「しゃ、喋った!ラーナが喋ったああぁぁぁあぁぁ!」


 うぉおおおっと雄叫びを上げながら両手を挙げ、こっちに走り寄ってくる。

 そっとセシルが横に避けたのを確認したラーナは、ラルクに向かい、スキルを放った。


 【一閃光】


 そのスキルを呟いたラーナは一回の瞬きをするよりも早い剣閃を放ち、その剣圧だけでラルクを吹き飛ばした。

 剣圧を受けたラルクは扉の横の壁へとめり込んだ。


 「……当てないだけマシ」


 ラーナは呟き、抜剣していた剣を納剣した。

 ラルクの方では呻き声と共にガラガラと壁が崩れるように音がしたが、そんな事は残りの二人は気にしなかった。


 「やっぱりラーナちゃんは強いわねぇ」

 「流石、白聖の戦女神ね!」

 「……ルパナも食らう?」


 そのラーナの言葉に、ルパナはぶんぶんと首を振る。痛覚が鈍いVRゲームでも痛いものは痛いのだ。好き好んで痛い思いをするのは余程のドMだろう。

 ルパナの否定に少し残念に思いながらもラーナは聞かなかった事にした。


 「でもラーナちゃん、そう言われても仕方ないわよ?銀髪に真っ白い肌。それに服装も白を基調とした物が多いじゃない。後剣も。」

 「……仕方ないでしょ、作ってるの全部あの筋肉バカなんだから」


 そういってラルクの方へと指を差す。

 実の所、ラルクは風体と同じく鍛冶師。しかも生産者ではトップランカー。武器、防具、アクセサリーと手広く手を付けているにも拘らず、作る物は一級品。そこそこ手を付けている生産者でも及ばないクラスになっている。

 そして、今現在のラーナの装備は全てラルク作だ。ラルクは何故かラーナの装備には白を基調にした物しか作らない。ずっと前にだが、何故白ばっかりなのかと聞いたら、お前には白が似合う!だからそれしか作らん!っと言われてしまったのだ。


 「ラルクさん、どうしてラーナちゃんの装備、白ばっかりなの?」


 ぴくぴくと震えていたラルクはすくっと立ち上がる。痛みが残るはずなのだが、耐性でもついているのだろうか。


 「そんなの決まってる、ラーナは白が一番良い!」


 その言葉に、ルパナとセシルは首を傾げた。白だけじゃなくとも黒も映えるし淡い色も似合うと思ったからだ。

 しかし、次の言葉に二人は納得させられた。


 「戦女神なら白がいっちゃん映えるだろ?」


 ニヤッとラルクが笑う。その言葉にラーナはゆっくりとラルクへと近づき始めた。


 「ま、待て!現実よりは痛みは鈍いが痛いんだぞ!?そ、それにだな、他にも理由が!」


 両手を突き出し待てと言うジェスチャー。

 最後の言葉にピクッと反応しラーナは動きを止める。


 「……何?」


 ラーナは変な事を言えば斬る、と言った感じに剣へと手を添える。


 「そ、その…だな…。……お前の第一印象が白だったんだよ…他の色だと全然イメージジが掴めなくてな…作れないんだよ」


 そう言ったラルクは後頭部をがしがしと掻きながらすまなさそうに眼を逸らした。その言葉にラーナはきょとんとしていると、その後ろから声が響いた。


 「へぇー、ラルクでもそういう事あるんだー」


 関心したようにルパナが声を上げる。隣ではセシルも納得したように頷いている。

 それを聞いたラーナも少し納得出来ないが、そういう事ならといったように渋々引き下がった。


 「ふぅ…怖い怖い…」

 「あれはラルクさんが悪いわよ?」

 「うっ…分かってるってセシルさん」


 少し攻めるようなセシルの言葉に、ラルクはばつが悪そうに頭を掻いた。


 「ラーナ、ラルク。そんな事してる間に後30分になっちゃったじゃない!」

 「………ごめん」

 「…その、悪かった」

 「もぅ…」


 はぁと溜め息を吐きつつ、最後の最後までいつも通りの風景に頬を緩ませるルパナ。


 「…でも、最後まで私達っぽいよね」


 ルパナは少し悲しそうな顔を作りながらも笑う。


 「……ん」

 「…そうだな」

 「そうね」


 それを聞いた3人もルパナと同じような顔をする。

 だが、そんな顔を見てルパナはでも、と呟いて、


 「辛気臭いのは、私達には似合わないよね!」


 その言葉に3人はハッとしたように顔を見合わせ、ふっとルパナに同意するように頷いた。



 それから今までの思い出を語り合い。そして、後五10分になり、ログに《10分後、このサーバーは終了します。それまでにログアウトして下さいますようお願いします》という運営からのお知らせが流れた。


 「………もう本当に終わりだね…」

 「……何も会えなくなる訳じゃないさ、オフで会えばいい」

 「……ん」

 「……そうね、次のネトゲ一緒にやるなんてどうかしら?」


 そのセシルの提案に、3人はそれだ!と手を打った。

 そして、後5分といった時、ルパナが呟いた。


 「ねぇ、ラーナ」

 「ん」


 呼ばれたラーナは首を傾げルパナの方へと向く。


 「…最後に剣舞見せてよ」

 「お、いいねぇ、俺も見たいぜ」

 「私もお願いしていいかしら?」



 「……ん、分かった」



 3人から頼まれ、ラーナは腰を上げ、3人の真正面に立ち、抜剣する。

 そして、ゆっくりとしかししっかりとした足取りで剣を空気の中を滑らせる。払い、突き、薙ぎを素早く、時にはゆっくりと、順番にもしくは逆順に、時折バラバラに、回転を混ぜ、逆回転も混ぜ、下から上へ上から下へと上下左右に剣を振るう。

 剣を振る毎に、ラルクに作り上げられた純白の鎧ドレスが揺れ、それに合わせるようにステンドグラスにより様々な彩色のオーロラが膨れ上がる銀髪を照らす。

 剣は時折、光により一閃一閃が残光を残し、ラーナを神秘的な雰囲気を醸し出す。


 3分間。たった3分間が其れを見ていた3人はとっても長く、そして思い出を焼き付けるようにじっくりと脳へと転写していく。


 「……ふぅ」


 カチンッと納剣し、息を吐く。

 その動作すらも神秘的な雰囲気があるが、すぐに謁見の場は3つの拍手で満たされた。


 「ラーナ、綺麗だったよ」

 「流石だな、やはりラーナには白が似合う」

 「私もこれにはうっとりしちゃったわ」


 3人の賛辞にラーナは満足し、玉座の前の階段に座っているルパナの隣へと腰を下ろす。


 《終了まで後2分となりました。我々運営社員共々、AWOにログイン、そしてAWOの世界に来て頂けた事に感謝を。》


 そのログをみて、4人はすっと飲み物が入ったコップを手に取る。

 これは事ある毎に、お馴染みとなったもの。


 ギルドを作った瞬間、ルパナが神になった瞬間、最終ボスを倒した瞬間、大規模ギルド戦で勝利した瞬間、そしてもっともっと体験し、忘れる事の出来ない瞬間にしてきたものを。


 「それじゃ、3人ともこんなギルド長に付いて来てくれた事に感謝と」

 「……楽しいギルドに誘ってくれて、出会ってくれた事に感謝と」

 「俺たち4人の、神と天使の楽園の素晴らしい英雄譚に感謝と」

 「AWOの全てのプレイヤーと、特に私たち4人の邂逅と思い出に感謝と」


 「「「「乾杯を!!!」」」」


 カランッとガラスで出来た4つのコップを打ち鳴らす。


 その音は、謁見の場の隅の隅にまで響き渡り、城の中全体をその音が響いたように感じた。



 【その音は神達の英雄譚は終わりを告げ、そしてその音は神達の新たな英雄譚の始まりを告げた。】


いかがだったでしょうか?

初めて短編を書き終わらせた感じですが、文章が変だったりした時はご指摘いただけるとありがたいです。

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