イサーク編
アラン「次は……!?」
イサーク「イサーク・セサル。暗殺者集団を束ねる長だ」
アラン「間違えました」
イサーク「待ちたまえ。ひどい話だ。ほんの少し会わなかっただけで、もう私を忘れてしまったの?」
アラン「忘れてないからトンズラするとこだったんでしょーが」
イサーク「クスクス。私から逃げられると? それはまたおもしろいジョークだ」
アラン(笑いながら、声のトーンが殺るモードじゃねーかっ)
イサーク「君は聞きたいことがあってきたのだろう?」
アラン 「そーでした。人気投票予想なんすが。1位と最下位をですね……」
イサーク「興味ないな。誰が人気だろうとなんだろうと、死んでしまえば皆、ただの骨になるだけだろうに」
アラン (なんつー身もふたもないことをっ)←でも声には出さない賢明な判断。
イサーク「だが、そうだね。一番側に置いておきたいのは殺人人形一番ひざまずかせてやりたいのはフレデリク。一番いたぶり倒したいのはリルディアーナ……という感じでどうだろう?」
アラン (疑問形で言われても困るわっ!?)←でも声に出さない以下省略。
イサーク「あ、そうそう。今一番、殺したいのはアラ……」
アラン 「貴重なご意見ありがとうございました!」
イサーク「クス。でもまだ殺さないであげるよ。楽しみは後にとっておくタイプだからね」
優しいイサークに見逃され、アランは次の相手のもとに向かうのでした。