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実験  作者: R
1/1

第一話 急襲

ショッキングな描写、グロテスクな描写が含まれています。苦手な方は閲覧注意です。




とある船が一つ海に浮かんでいた。

そこには精神的に不安定な妻(メリカ)とその横には

心配する旦那(クリス)の姿が、2人がこの船で遭遇する

"何か" の正体は一体何なのか。

そしてその後、国内で起こる出来事とは。

第一話


広大な海をひたすら進むクルーズ船が一つ。

もうこれで何日目か

ただその場所を進んでいた。


とその時、船内のある客室の部屋で光が消えた。


もう何日経ったか.....

"あの時" はその場しのぎで

ただ 生きることだけを考えていた。

今は何も考えれない。 希望なんてあるのか。


そんなことをひたすら考えている男が1人

大きなダブルベッドで横になって

天井を見つめるように見る。



明日、明後日いつアレがきて

船が沈まされて死ぬかも分からない。

あんなデカい街ですらあんな状態に....

俺1人で妻を守り切れるのか...



だが、考える度にどうしても解決策が見当らない事が 現実を帯びていった。



そんなことを考えている間



ーー翌朝


起きると

寝起きで目がボヤけてベッドの横にある窓の外から入る光

外からは波打つ海の音が聞こえる。

少し眩しくも妻が窓枠の手すりに両手を付いて

外を眺めている後ろ姿が目に入る。


今日もよく晴れてるね。


起きたの


あぁ

(あの時と比べて随分良くなった)



それは、船に乗ってすぐの頃の事

妻は精神的に不安定気味だった。

ネガティブにな考えになりがちで

"死ぬかもしれない" という恐怖に

ただ怯え、引きこもりがちになってしまって

俺はただ宥めるしかできなかった。


"現状を今すぐ変えることは不可能なのが

目に見えてわかっていたからだ"


お腹は?


ううん。


俺、今日は釣りをしてくるよ。

もうそろそろ食べる物が底につきそうだし。


そうだね。いつもありがとう...


うん。じゃあ俺は釣りに出るけど

メリカは部屋で休んでて


うん。わかった。


そして客室を出て廊下に出る。

周りの壁には、たくさんの客室。

その真ん中辺りには給湯室の部屋が見える。

天井があり左側は開いていて外が見える。

そこには落ちないように腰辺りまでの壁で

白く太めの柵が繋がっている。


少し前までの事なんて嘘みたいだな...

こんなに雲一つない空と澄んだ色をしてる海で

周りには船や島はないが

ただの旅行だと思い込めば少しは気が楽になるような気がする。


そこからさらに少し進む。

また上下左右壁の通路(廊下)だ。

そこで右に曲がる角を曲がると 

"食堂"(レストラン)の文字が

その室は少し他の扉と違っていて

黄金色をした取手で白色の鉄で作られている頑丈そうな扉だ。


その扉は内開きになっていて

目の前に現れた景色は

丸型の黄金色で鉄製の机と同色同素材の椅子。

それぞれが等間隔で置かれていて

床は白と黒のひし形で等間隔色で端まで

塗り巡らされていた。

壁は黄土色で天井は少し低めで各机の真上に来る様にしてシャンデリアが設計されている。

奥には通り抜けれる扉があり

右と左に道が分かれている

左側が食糧の倉庫になっていて食糧を何度もここから調達していた。

右側はまた通路になっていて

そこを抜ければ甲板だ。


いつ見てもこの"食堂"(レストラン)は

華やかで美しいな。


メリカと一度こんなレストランへ来た事を思い出した。


あれは、新婚旅行だったか....。


あのレストランは構造や色彩は違うが

食事をしていて優雅な気持ちや特別感、

記念日に来る場所としては大満足を得られる場所といえた。

懐かしくて少し頬が緩んだ。


また2人で行きたい...


その途端現実とのギャップや今考えるべき事が

浮かんで。 

心の奥が苦しくて泣きそうになる。


だが彼には調達という役割がある。それを思い出して再び足を進めた。


行かないと...。


そこからすぐ奥の扉を抜けて右側の通路へ

またいくつもの客室や給湯室が

そのあと、10メートル程歩き続けた。

すると、

 "甲板" という文字が書かれた扉がある。

右回式の取手で木製の暗茶色をした扉だ。

この扉は外開きになっていて、前来た時から少し劣化が進んでいる様だった。


扉を開ける。

それと同時に扉が軋んで甲高い音が鳴なるが

開き進んだ。


ーーそして甲板へ出た。


そこには広い空間が広がっていた。

長い扇形で船の先端部分の様で

甲板の床の上には

明茶色の机に机の足同色で椅子は全体が白色。

奥には先端に合わせて落下防止の為か壁が腰丈の辺りまであり、白く太い鉄製の柵が繋がる様に肩丈まである。


やっぱ甲板は広いな。

さて、早速釣りをするとしよう。


するといつも通り

入ってきた扉の左右の壁際にある釣具を

手に取り、甲板の端へ行き

釣りの準備を始めた。


餌をクーラーボックスから取り出す時


まだ餌は大分余っているな...

(だがこれもいつまで持つか......)



それから針に餌を通し遠くへ投げた。


ここからが長かった。

海といえど "何故か" この付近は中々釣れない。


人生の中で今まで釣りはあまりした事なかったが海なのにここまで釣れないのは

何か理由があるからなのか...?


それも釣りの間は特にやる事も無いので

その事ばかり考えていた。




ーーそこから約4時間程釣りをしていた。

        辺りは日が傾き始めている。



あと1時間しないうちに夕暮れだな...

 もうそろそろ戻るとしよう。

『そういえば、今メリカは何してるかな。』


と、ぼんやりと傾き始めている日や海を眺めていた。


??


何かが通った気がした。


今...なにか....まさか、、!


嫌な予感が頭をよぎった。


(どうが、、気のせいであってくれ、!)

その途端、持っていた釣具を投げ置いて全力で来た道を戻る。


(ここから部屋までは早くて5分...!!

もし何かあったら...いや、今は考えるな、、)


部屋に急いで走り戻る途中の事。


最初の左側が開けていて外が見える通路で

何かを感じる。


(振動...?いや波打ちか...?やけにデカい、、)


ーーそして5分後

   荒い息が止まらない中自室の部屋へ

                辿り着いた


すると扉を勢い良く開けてから叫ぶ様にして呼ぶ。


メリカ!遅くなってごめん!もど.....いない...?

メリカ...?そうだ...シャワールームか...!!



い...いない...?メリカ...どこいったんだよ.....



そこからは無我夢中で船内を駆け回り探して

甲板へ戻ってきた。


メリカー...!! メリカー...!!

           どこだ...どこだ...


(もしかして...別の所を探しに行ってる間に戻ってないか...? 行き違いになっているかも知れない...!!)


そしてまた自室へ戻る途中

もう何度、船内を往復したか分からない。

その為少し意識が朦朧としつつ、足元が不安定になっていた。


はあ...はあ...はあ...はあ...


また食堂を通り、左側が開けている通路へ出た


その時....


ドクンドクン....ドクンドクン...


心拍音のような響きと共に海がうねりと同時に船体が少し揺れていた。


じ、地震...?


と、驚くと同時に扉の方を見た。

薄暗くてよく見えなかったが、

''何か'' のシルエットがメリカを襲っていた。


あ''...あ''ぁ''メリガァ...!! あ"ぁ"....!



う"...あ''...くはッ....ごめん...な...さい...

なた...あ..いして...


すると、言葉を言い残すまも無く 

メリカは海へ行きずり込まれた。




あ"ぁ''....あ"ぁ...あ...メリガ....いやだぁ...

メリガ...


倒れ込むクリス。

そこに追い打ちをかける様に "何か''が襲う。


う"...ぐはっ...


刺す様な痛みと同時に海へ行きずり込まれる。


あ"ぁ"ーーーーッ..........




 5分後....




ドクンドクン…ドクンドクン…

心拍音を鳴るかのようにまたうねりと揺れが伴う。


ーーその時

急激に大雨が降り出して大きな波が発生した。


その途端、巨大な何かがクルーズ船を海底へ

引きずり込まれるようにして消えた。




1年後...



何かがとある島に流れ着いた。

すると、全て上陸した場所から順番に

植物たちが枯れて行った。


とその上を何か飛んでいる。

こちらは...ニュースキャスターの平野です!

みなさん!

こちらはイマ...生放送でお届けしています!

見て下さいアレを!!

島が端から徐々に植物が枯れていき…


その途端、中継ヘリのプロペラが急に故障した


お…おい…操縦士なにしてる…

お...おちる...ッ…あ"ぁ"ーーーー!!!



カメラは激しく乱れ最後はニュースキャスターが頭を強く打ち気を失う瞬間を捉えてから

ブツリ と映像が途絶えた。


同時期、国内では…



ある都市の街の家では…


テレビが点く。

国内情勢においては... ブツリ…



早朝…国内で不思…ブツリ…



各国で原因不明の現象が確認されま…ブツリ…


チャンネルが気まぐれに切り替わる中


見てください!あの島…!



ん…?なにこれ…!!!


島が端から枯れていき…


その時、プロペラが故障する音がした。


お…おい…操縦士なにしてる…

お...おちる...ッ…あ"ぁ"ーーーー!!!


テレビの画面表示が切り替わる。


『只今状況確認を行なっておりますしばらくお待ちください』



え…?どういうこと…??



ねえーおかあさん!!

みてこれーーー!



隣家では、


今の見たか……?ばあさん……

とても現実とは思えん……

こんな事が起きるとは…


そしてある家庭では、着信音が鳴る


本日は諸事情の為臨時休校とさせていただきます、申し訳ありませんが急ぎなので一方的にお話しさせていただく形になることをお許しください。


ガチャ…ツー…ツー…


きなこ、きょうあんたやすみよー!

え!ほんと?!


ある地域の線路では


甲高い音を立ててブレーキがかかる音が聞こえた。


その瞬間デカい揺れが……

おおっ……周囲の全員が同じ反応をしていた。


車内の皆様へご連絡があります…。

こちらまもなく野山駅に到着予定でしたが…

諸事情により…緊急停止させていただきました。この事態に置かれましては緊急措置を……


お…なんだ?

おい…!遅刻するだろうが…!

車内の皆様は早急に帰宅下さい…

ご迷惑、ご不憫申し訳ございません。

ただ…タクシー、電車やバスなどの公共機関は一切止まってしまっていますので

ご注意下さい。

はあ……?

え?じゃあ帰れってこと…?

おい…‥説明しろよ……!!

ふざけんな…!急に帰れって事か……!


皆様……大変申し訳ありませんが早急にお帰りください……。


いやあ…どうですかねー。

えぇ…?こわくないー…?

なにこれー……?

仕事に遅刻しちまう!スマホで連絡しなきゃ……え!圏外……? 

は……?どうなってんだ…!!

みんな…!おい…!何か見えるぞ…!

なんだあれ…!!


すると、全車両のドアが開いた。


かえるっつっても仕事どうすりゃいいんだ...


はあ‥上司に怒られる…………


てか公共機関使えないってやばくね……?

それな…?


ねえ…あれみて……なにあれ……



車内の皆様……!いそいで…あぶ…ない…で…

んぐっ…あ"ぁ"...


運転席にいる車掌が "なにか" により体の内側に大きな穴が空いた。


その瞬間、運転室は大きく血で汚れてガラス窓は車掌の血が飛んで垂れている様子が……


わぁ"わぁ"


おいどけ…!

おります…わたしおりますどいて!

うっせえなガキ!邪魔だ!!


ドクンドクン……ドクンドクン……

地面が心拍を鳴らすかのように脈打つように波打つと共に徐々に街を包む様にして暗くなっていく。


後ろの車両では…


あぁ…これかー?

さては地震か?

おい…みろよ…あの人たちなんであんな急い…


指を差している男性の先には……

真っ暗な "なにか" が迫っていた。



電車の近隣では

お願いします…ドンドンドンッ……

開けてください!お願いします……

はやぐ…あげ…でぇ…


い"や"ぁ…やめ、でぇ…

くんな…くんな…あ"ぁ………



数分後…街は暗くなった。


読んでいただきありがとうございます。


第二話はなるべくすぐ投稿するので楽しみにしててください

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