0.カーテンコール
処女作ですが、お手柔らかにお願いいたします。
「魔法少女」。
それは、華やかな衣装を身にまとい、敵対組織を倒すべく魔法を扱う少女のことを指す。
皆さんは疑問に感じたことはないだろうか。
なぜ、防御性能の欠片もなさそうな、派手な衣装を着る必要があるのか。
なぜ、魔法などの超常現象が使えるのか。なぜ決まって敵対生物、組織が存在するのか。
なぜ、少女(もっと言えば生物学上女)である必要があるのか。
少女という見た目が絵として映えやすいから?
魔法が存在していれば、作品の進行が楽だから?
…都合がいいから?
様々な理由が存在するだろう。だが、それはあくまで「作品上の都合」だ。
現実的にいってありえない。
なぜありえないのか。理由はいたってシンプルだ。
必要性がない。この一言に尽きる。
それは、人型のロボットの発展が甚だしく遅いことにも似ている。
上記の事柄を達成させるために、いったいどれだけのエネルギー、生物、事象、あらゆるイレギュラーが発生しなければならないのか。
よっぽどでなければ、そんなことは起こりえない。
逆に言えば、それらが成立しているときは、すべてが必然であるときのみだということだ。
次話は本編を書く予定です