表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東亜戦記  作者: 栗林
2/14

第二話,大東亜首脳会談

8/31:何故かインドネシアが抜けてましたので修正しました

8月25日、フィリピン共和国のマニラにて

大日本帝国、大韓民国、中華民国、インド共和国、ビルマ国、タイ王国、カンボジア王国

マレー国、ブルネイ・ダルサラーム国、シンガポール共和国、フィリピン共和国

ニューギニア共和国、インドネシア共和国

マリアナ連邦、ソロモン連邦、トラック諸島連合国による

首脳会談が行われた、これが大東亜共栄圏に含まれる主な国家である



ベトナムはベトナム戦争で

北軍が勝利し共産主義となった為

大東亜共栄圏を脱退、ラオスも共産主義国家となり

大東亜共栄圏を脱退している


カンボジアはポル・ポト政権時代は

大東亜共栄圏外となったものの

1993年、復活している



大東亜共栄圏内での戦争は大日本帝国という大国

が存在する影響かほとんどなく以前インドネシアがニューギニアに

侵攻した際も日本の介入で突如インドネシアは軍を撤退させている



ただし日本海側の情勢は相変わらず悪いものだ

中国、満州が領空、領海を侵犯したびたび日本海軍と海戦に

なったり海軍航空隊や空軍と空中戦になったりもし

あまりにもひどい場合は撃墜されている


一番熱かった時代…それは1950年代

中国軍、満州軍が韓国や台湾に侵攻しては

同国の軍隊と同盟国を助ける目的で駆けつけた日本軍と戦争を行っていた

近年はそんなことはなかったもののあいかわらずの領空、領海侵犯ぶりは

日本が作った領域侵犯大賞を中国、満州に授与するほどであった



大日本帝国は外交上では

両国と友好関係を築こうとしているものの

相変わらずの態度で陸海空軍すべてが両国を仮想敵国としている

(中国・満州も日本を仮想敵国とし得に強大な海軍力に対抗すべく

 九九艦隊(八八艦隊のほぼパクリ)を実行し海軍力を増強している

 ただし日本は仮に戦争するとしたら海軍よりも空軍が重要だとしている)


もちろん両国内にも日本と敵対すべきではないと

主張する人々が人口の半分ほどいる(両国とも人口が多いのでかなりの数)

ほかにも民主化やソ連の二の舞になってら大変だと共産主義をやめるべきと

主張する人々も少なくない、ただしそういう人々は国に弾圧されている



言論の自由のなさは大東亜共栄圏に加盟している

どの国よりもない



それで、今回の会談は各国首脳による

中満の韓国侵攻の対応、についてである


「本日は、今までに例を見ない大規模な会談の為に

 態々、我がフィリピンのマニラまで遠い所から遥々おこしいただき

 私自身、大変嬉しい限りであります」

「まずは、長旅お疲れ様でした」

そういったのはフィリピンの大統領であるグリア・マカパガル・アロヨである

「ははは、そう仰らずに、いつもはインドやビルマでやったりしますから

 今回は楽でしたしょ」

グロリアにそう言うのは大日本帝国内閣総理大臣宮田信三

元日本海軍飛行兵で1944年、瑞鶴に乗り組みドイツ空軍の手ごわい戦闘機と

烈風で空中戦を行い最終的に12機を撃墜した

現在87歳の彼だが

死ぬ気配が全くない


「それに侵略をうけている我が国では

 こんなことする気にもならないですよ」

彼は朴日成パク・イルソン大韓民国大統領

小柄だが常に笑顔で他人にも優しく接しただし

敵である人物には厳しい人物であった


ここにいる人は皆味方である為

彼は常に笑顔であった

「さ、本題を始めましょうか」


「そうですな、こうしている間に平壌が陥落したら大変です」


「では、まず韓国大統領朴氏より」


「現在我が国は中国、満州軍に侵略を受けており

 その目的はアジア全体の共産主義化による平和作成と

 帝国主義の排除、だそうです、しかし明らかな侵略行為であることにはかわりありません」

「現在日本軍と共同で戦闘を続けていますがこのまま攻撃が激化すれば

 いずれ朝鮮半島は敵のものとなり、やがて日本が堕ちれば

 すぐにアジア全体を手中におさめるでしょう」


「とんでもない奴らですな、我が国は大きいのですが

 それでも軍事力は中国に劣る、それゆえ我がインドも侵略をうけるのではないか心配であります」

彼はインド大統領、コチュリル・パーティル

長年インドは中国と敵対しており敵対関係を

改善しようと努力をしていたものの今回の戦争勃発をうけ

対中国戦争を想定した政策へと切り替えた

そのとき、中華民国総統である蒋英九が発言した

「アジアの平和、ここ最近は戦争もなくずっと平和でした

 しかしアジアを共産主義で平和にする為に韓国へ戦争を仕掛けた

 中国と満州、むしろ中国と満州が平和を乱しているのではないか?」

さらに宮田が口を動かす

「私は、停戦交渉を続けています

 10月にならば我が国の軍隊の反攻作戦が発動します」

「しかしそうなれば、敵国の罪なき人々も多く亡くなられる」

「国民全員悪人なんとていのはありえません

 きっと、政府や軍部に動かされているにすぎないでしょう」

「だからこそ、反攻作戦に移るまでに停戦したいのです」

宮田は戦後すぐに政治家を志したとはいえ

前線で戦っていた兵士である


ドイツの航空機をとらえたら

どこぞから集められたただの国民なんだろうと思いつつ戦っていた

(もちろん熱狂的なナチもいる)


「しかし…その時中国と満州は手を引いてくれるでしょうかね?」


「可能性は低いでしょう…残念ながら」

「もし、停戦交渉にのらなかった場合、日本は…?」


「犠牲者を増やすわけにはいきません、一般人を巻き込まないよう

 要所要所を攻略しつつ早期決着あるのみです」

その後も会談は続いたが

この戦争についてはなるべく

停戦にもっていくように、ということになるも

この時長くつらい戦いになるとは誰も予想していなかった



*翌日、中国*


「毛主席、日本より伝聞

 また停戦交渉です」


「…ほっておけ、我が人民最大の敵である

 日本とそれらの傀儡政権を潰すのは罪ではない…」


「は…はぁ…」

毛家宝もう・かほう、彼は

中華人民共和国国家主席である

外国からは毛沢東以来の最悪の人間と評価

されておりこの戦争をおっぱじめた責任者である


国務院総理の温近東おん・きんとう

この職についてから彼の発言に驚きつつ、この人は本当に正しい

のかと思いつつ仕事を続けていた

ちなみに満州のトップは毛で

そのしたの首相がおりオーストラリアなどとにたような国家である

(ただし共産主義)


温は日本の実力をしっていた

また彼らがなにを考えているかも知っており

できれば戦争はしたくない、と考えている


そんな彼は影で

反政府派を支援していた

最も毛が知る術はないが…

また影で日本や韓国などの大東亜共栄圏国家とも繋がりがあり

会談後共に戦争終結の為の工作を行った



しかし、温の行動はまったくの無駄に終わってしまった

10月に入ってしまい大日本帝国を中心とする多国籍軍の

反攻が始められた…



*温の部屋*

(いよいよこの日か…宮田からはすまない、と電話があった)

(…いや、毛主席をどうにかすることのできなかった私のせいだ…)

彼は悔やんだ

己の無力さ…


一方で宮田総理も勝つにせよ負けるにせよ

戦後総理を辞任する、と複雑な表情で世に公表した

しかし同時に宮田はこう言った

「皇国の荒廃この一戦にあり、臣民共に最後まで戦い抜き勝利すべし」

…こうして突如勃発して戦争

このニュースは世界に発信された

国連は日本は大東亜共栄圏の最高責任国としてアジアを守る為、

同盟国を助ける為、自国の防衛の為この戦争を認めた





作戦発動前夜…



宮田が気がついたら

操縦桿を握っており周りには何機もの烈風が飛んでいた

(…ここは?)

そう思った、だが彼は思いとは違い

機銃のレバーを引いて、塗装からして

あきらかにドイツ機である飛行機を撃墜していた


気がついたら後ろにドイツ機がいる

宮田は操縦桿をいっぱいに右へ

たまたま横を見たら燃え上がる日本機が見えた

(な…なんだ…)

しかしそのときであった、彼の機体の右翼に

弾が命中、ほかに胴体にも弾が命中していたようだ

幸いにも発火はしなかったものの不安定になり

戦闘を離脱する以外生き残る術はなかった


その後なんとかして瑞鶴に戻り

またアドレナリンがでていたのでわからなかったが

自分も負傷しておりキャノピーには穴が開いていた


「…は!?」

…今は2005年、

60年も前の軍隊が今存在するはずがない

夢であった、彼自身が体験した戦争の夢

記憶どおりすぎて本当に戦っているかのようだった

「…」

自分の肩などを見る

彼は現在も6発の銃弾が残っている

その時宮田は前線の兵士の事を思った

「…こんな所でいばっていてすまぬ…」

そういい残し宮田は再び寝た

翌日…平壌…



平壌の韓国空軍の基地では

F-16以外に、大きくてちょっと古い飛行機が並んでいた




次回;

日本は中国攻略には制空権の確保が最も

重要であると認識し本土爆撃を開始する事にした

日本空軍、韓国空軍、

台湾海軍航空隊、日本海軍航空隊と中国・満州空軍と

海軍航空隊の間の熾烈な航空決戦が始まろうとした

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ