漆黒令嬢は精霊様と話す
ねつに頭痛に体調最悪ですがどうにか。短いのはご勘弁を
「さっ、着いたわよ」
大広間に入って、そこからまた出て。廊下を歩いていくと、ひとつの扉の前にについた。
「ここ?」
「そうよ、失礼のないようにね」
ルーナが扉を開けたらそこには精霊パラディー様が待っていた。
「連れてまいりました、パラディー様」
「うむ。楽にして良いぞ、個人的な要件であるからな」
「パラディーさま。おあいできて、こうえいです」
パラディーさまに会えるなんてすごい。
「先程見た時とは違っておるな。酔っておるのか?」
「給仕の者が酒のグラスを渡した見たいで」
「成人もしておらぬ幼子に酒を渡したか。後で言っておかねばならんのう。さて、話はできるかノッテよ」
近くで見ると水が透き通っててキレイ。光でキラキラしてるし。
「聞いておるか、ノッテよ」
「はい、パラディーさま」
「手短に済ませた方がよいか。お主をここに呼んだのは理由があっての。お主から我が祝福の片鱗を感じるのじゃ」
「へんりん?」
「就職残り香みたいなものじゃ。我が祝福は王族に受け継がれるものでの。王族以外から祝福片鱗を感じることなど本来有り得はせぬ。しかし、近くに長くいると祝福の残り香が付くことがあっての。心当たりはないか?」
ぐって、顔が近くなって。綺麗な目が私を見つめてる。視線を合わせて見つめられると恥ずかしくなっちゃう
「わたしのようなものが、王族の方々に近づくことなど」
「うむ……やはりそうか。じゃがそれでは、残り香を感じる説明が出来んのじゃ。近くに青の祝福を持つものはおるかの、その者にかすかに王族の血が混じっておるやもしれん」
青の祝福。えっとチェロはあおのしゅくふくだよね。でも、王族の血が入ってるようには思えないけど。
「おります」
「名はなんという」
「チェロです」
「チェロ……王族が降嫁した家の者に、そのような名の者は居らんぞ」
「チェロは平民です、パラディー様」
「ルーナしっておるのか」
「チェロはノッテが雇った侍女で。雇う時に私もその場におりましたわ。住む場所も大通りから外れた路地ですし。貴族の娘でないのは確かです」
「うーーむ。場はこちらで用意するゆえ、その者ここに連れてきてはくれぬか。直接会って確かめる他あるまい」
チェロとまたここに来るの、楽しそう。楽しいちがうかな、でも近くは嬉しいよね。
「分かりました」
「すまぬな。日取りは手紙で後で伝えよう。貴族院にも話はつけておくゆえな」
「ご配慮かんしゃします」
「うむ、晩餐会も終盤じゃ。楽団による演奏があったはずじゃから。楽しんでくれ、酔いが覚めるまでこの部屋にいても良いからの」
パラディー様行っちゃった
「何事もなくて良かったわ。問題の先延ばしのような気がするけど」
「ルーナ、パラディー様としりあい?」
「聖女だから多少はね」
「すごい」
「あまり会える訳では無いわ。ほら楽団の演奏が聞こえてきたわ。酔いを覚ますためにも踊りましょ」
「わたし踊れないよ」
「大丈夫よ。ノッテは私に身を任せて」
「わかった」
ダンス。ルーナとダンス。初めてのダンスふたりでダンス。ルンルン気分?
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体調が悪い時に小説書くとどうなるかと言うのがわかる今回。ごめんなさい、あまり進まないのもごめんなさい。指が動かないんです、ダンスするのも思い浮かぶのですが。書くのがだんだん辛くなっていくので辛いんです




