漆黒令嬢の隣には聖女がいる日常
私の気分が悪くて短いですすみません
「んんっ……」
朝かな。
ベット温もりと安心する感触で。目を覚ましたくない気もする。このまま目を覚まさなきゃすごく幸せなんだけど。今日も貴族院があるからそうもいかないし。でも起きたくないし……
「ノッテ」
「ルーナ起きてたの?」
「ノッテの寝顔みてたの。ほら起きないと、朝ごはんに間に合わないわよ」
「もう少しこうしてたい。それかキスしてくれたら起きてもいいよ」
「ほんと甘えん坊になったんだから。ほらこっち向いて」
「んっ」
ルーナのキス、嬉しい。好き……幸せ。ルーナのベットに一緒に寝て。こうして朝起きたらルーナの顔が見れて。隣にいて、息遣いが聞こえて。
朝で寝起きだからちゅって軽いキスだった。
キスしてくれたら起きるって言っちゃったし。でも……ちょっと物足りない気もする。もっとキスしたい、もっとルーナが欲しいって思っちゃう。
「もう一回したい。ルーナ……だめ?」
「もう、ん……」
もう一回キスしてもらって幸せでいっぱい。満たされて満足でいい気分。ルーナの胸も当たって柔らかくて気持ちいいし。私のも大っきくなったらどうなるのかな、やわらかいのと柔らかいのが潰れて、うにゅんってして。
うーん、あんまり思いつかない。胸がおっきくならないとやっぱり分からないかな。どうやったらおっきくなるんだろ。ルーナにもんでもらえばいいのかな。
「ほら起きて」
「うん、おはようルーナ」
最後にルーナとぎゅってして起きる。ぎゅってしたらルーナの胸が強く当たって。ルーナの心臓の鼓動も伝わってきて。一緒にいる感じがすごくする。一つになってる感じがする。それに暖かくてまた寝たくなるけど、我慢。
「シェイお願い」
「わかった」
私の周りをぐるぐるって影が回って私を包み込む。まだ朝早くて廊下も薄暗い、これで私が歩いてることに気づかれにくくなる。
ルーナの部屋を出て自分の部屋に帰っていく。
「ノッテ様おはようございます」
「おはようチェロ」
鏡台の前に座るとチェロが髪を梳かしてくれる。チェロが髪を乾かしてくれるのも気持ちいい。まだぼんやりしてた意識がだんだんはっきりしてくる。これから服を着替えて、ご飯を食べて。
「シェイ様お相手は後でしますから」
「私もチェロの髪を梳かしたいのに」
「シェイ、後にしてちょうだい」
「わかった」
シェイはチェロにかまうようになった。いつもは私が部屋にいない間に二人で何かしてるみたいでけど。何してるかは聞いてない。部屋のことはチェロに任せてるから。
それから人目を気にしないでルーナに会えるようになった。黒の祝福が使えるようになってから、教会も混乱してて。とにかく黒の祝福のことを知るためにって。ルーナが私を観察することになったみたい。ルーナが黒の祝福のこと知ってるから、教会も知ってると思うんだけど。
多分ルーナが色々裏で手を回したんじゃないかなって思ってる。私と一緒にいたくて。だからすごく感謝してるけど、ルーナは隠してたいみたいだからお礼は言ってない
「ノッテさん、おはようございます」
「おはようございますルーナ様。ミシェル様」
人目を気にしなくてよくなったと言っても、ルーナが聖女様なのには変わりなくて。部屋にいる時のルーナは優しくて好きだけど、外のルーナはカッコよくて好き。
「ノッテさん、お昼に御用がなければ一緒にお昼を如何ですか?」
「はい、お言葉に甘えさせていただきます」
「では、お昼お待ちしていますわ」
去り姿もカッコよくて綺麗で、そんなルーナの裏側。部屋での姿を知ってることを思うと嬉しくなる。私だけが知ってるんだって、優越感が湧いてくる。
「精霊祭のご予定はありますの?」
「私は家族と一緒に━━」
クラスに入ると、精霊祭の話で盛り上がっていた。精霊祭は年に一度、王家を守護してる精霊様がお姿を民に見せる祭りで三日間だけ、お見えになる。
私は一度も参加した事がないから詳しくは知らない。
ルーナと一緒に行こうって約束してるからすごく楽しみ。
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百合ネタ尽きて来たので誰か教えて下さらないかと期待をしてみたり。シチュとか感想でくださいお願いします。




