報告書 盗撮事件について カメラの映像 6ページ
第6話、前回文が長すぎる事に気付き、今回は前より短くしてみました。
訂正箇所は無いと思いますが、あったら直します。
「持ってきたぞ、これがお前が言ってた、写真部室の防犯カメラ映像と、全クラスの欠席表だ…って…」
「スヤー…スヤー……」
「寝てる…おい、起きろ、起きろ真琴」
「…ファア…朧月先生?って事はもう8分経ったんですね」
「正確には10分だ、全く俺が用意している間に寝るなんてな」
「私もやる事終わりましたし、集中力がきれかけてたので」
「…やる事?まあいい、ほら欠席表だ」
朧月先生は少し呆れた表情を浮かべながら、欠席表を私に手渡した、思っていたより数が多いですね
これで今日の分か…多いなぁ下手な小説よりあるぞ。
…どうしよう、これプラス写真部の防犯カメラ映像か…私1人でやると時間かかりそうだな。
「…朧月先生は写真部の防犯カメラの映像を見てくれませんか」
「俺がか?」
「はい、これは2手にわかれた方が良さそうです」
「なるほど、で何時何秒からだ」
「そうですね、事件が発生したのは9時ですから…大体8時〜10時ですかね」
「… わ、わかった」
さて、この無駄に多い書類に目を通すか、見間違いがあったらダメだらな、何回も見直そう。
2分後
「終わった、やっと終わったこの大学人数多すぎない」
「まだ2分しか経ってないぞ」
…2分しか経ってなかったのか、個人的には10分ぐらい経ったと思ってた、しかしこの大学生徒の人数、私の時より増えましたね
まぁ私の時は、テロリスト事件や誘拐事件やらが重なって、転校する人が多かっただけなんだけど。
「お疲れ様、で、何かわかったか」
「わかった事?」
「いや、犯人を見るけるために欠席表を見てたんじゃ無いのか?」
「犯人を見つけるため、と言うよりちょっとした確認ですよ、ふと犬飼さんの発言を思い出しましてね」
「犬飼の発言?犯人の匂いが、土と絵具が混ざったような匂いって奴か」
「いや、そっちじゃ無くてですね、[このクラスに犯人がいて欲しく無い]と言うか発言ですよ」
「…なるほど、それの確認か」
「はい、ですが…他のクラスで遅刻もしくは途中退出した生徒はいなかった
正確に言うと遅刻してきた人はいましたが、その人はまだ学校に到着していない」
「やはり犯人は2年A組にいるのか」
「そうなりますね、まぁ最初からそうだと思っていましたし、休憩がてらの確認です」
「なるほど」
外部からの侵入があれば、この大学に大量に仕掛けられた防犯カメラが見つけてるはず
あの時のように強引に突破されないように、セキュリティもしっかりしている、空間移動系能力者でも、侵入は難しいほどに。
「…ところで先生、映像はどうでしたか」
「それがだな、この映像8時から全く時間が進んで無い」
「それってどう言う意味ですか」
「さっきから映像の時間が 8:21:52 と 8:22:51 を行ったり来たりしている」
「あ〜あれか、よく怪盗物の作品でカメラ映像を誤魔化す為によく使う」
「それと同じ状態になってる」
やっぱり私の予想通り、防犯カメラの映像はいじられてたか。
「…先生この映像はどこで管理してましたか」
「え〜とだな、普通に職員室で管理してるぞ」
「なるほど」
職員室か…流石に職員室に忍び込んで、防犯カメラ映像をいじるのは難しそうだ、そう考えるといじられたのは、カメラだけか…
「で、どうするんだ、もう男の事情聴取を始めるか」
「ちょっと考えさせてください」
「わかった」
後残ってる生徒は6名、
1番 色薔薇 大和 19歳
能力 色付け:触れた物に色をつける
2番 上崎 正 20歳
能力 認識変化:人の認識を変える
5番 大林 瞬也 19歳
能力 瞬間移動:頭に思い描いた場所に移動する
10番 西野 日電 20歳
能力 電気
18番 猫道 弥 19歳
能力 猫会話:猫と会話できる
そして 9番 二宮 顎門
カメラ映像でかなり時間を使いましたし、これ以上待たせたら、ストレスが溜まって、質問に答えてくれなくなる可能性もある。
よし、ここは一気に行こう。
「…先生、次の事情聴取は顎門を除いた、5名と一気にします」
「ん?それはどう言う」
「5人同時の集団事情聴取です」
「ご、5人同時だと、それは大丈夫なのか」
「まぁ10人だったら流石に無理ですが、5人なら大丈夫でしょ、それに二宮 顎門には時間を使いたいと思いまして」
「そうか、俺にはなんの考えがあるのか分からんが、従おう
一様確認だが、集団事情聴取をする生徒達は顎門を除いた5名、 色薔薇 上崎 大林 西野 猫道 の5名でいいんだな」
「はい、その5名を呼んでください」
「わかった、今呼んでくる、少し待っていてくれ」
朧月先生は立ち上がり、指導部を出て行った…集団事情聴取、私も初めてやるけど、大丈夫かな
集団でやった方がメリットあるからいいんだけど、まぁデメリットもあるから、この選択が正しいとは言えないんだけど。
ま、大丈夫でしょ、私は神川 真琴 探偵 こんな事でつまずいていたら、この先やっていけない、私ならできる、自分を信じて。
今回はカメラの映像確認でしたね、ほんの2話前で映像確認は後にしようと言ってたような気もしますが、人の意見なんてコロコロ変わるものです。
さて、次は集団事情聴取です、5人一気にやって大丈夫なのか、次回をお楽しみに。