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神川探偵事務所にようこそ  作者: 神川 真琴
5/9

報告書 盗撮事件について 事情聴取 女生徒10名 後半 5ページ

第5話です、女生徒の事情聴取はこれで終わりですね、修正箇所があるかもしれませんが、気にせず見てください。

さて、女生徒の事情聴取は後5人と後半前に移行した訳で、私の目の前には6人目の 高山 カリン(こうやま かりん) がいるはず何だけど…なぜか熊のような何かがいる。


「…ガオオオ!!」


その熊のような何か、から可愛らしい大学生の声が聞こえる、この資料には高山さんは天使と言う種族のはずだが…これは一体?


「…え?何、なんでお二人さんそんな真顔なん、せっかく私が能力でこれ作って、驚かそうと思ったのに」


「…まず学校に熊が出るわけないでしょ、それに出てきていたら、校内放送がながれる、それに熊の鳴き声は ガオオオ ではなく高い声で クマクマクマ と鳴きます」


「え!?そうなん知らんかったな…」


「そんな事より早く出てきてください、話が進みません」


「ハイハイわかったからそんな怒らんといてよ、脱ぐから…ヨイショット」


熊の着ぐるみ?から天使の輪と赤い翼を生やす、少女が現れる、証明写真と同じ顔、間違いなくこの子が 高山 カリン だな。


「え〜と初めまして、もうその手元の紙でわかっとるかと思うけど、私が 高山 カリンだよろしくな」


高山 カリン 2年A組 女子 名簿番号8番 種族は天使(鳥) 能力は土操作+色操作(土)+強度操作(土) …多いな 部活は神話検証部 19歳


通っていた高校は大阪にある、大月坂都高校で 身長 156cm(天使の輪を含めると172cm)体重 31kg


しかし天使か、久しぶりに見るな、見るたび思う事だが、天使って 「天に遣わす者」 で天使なのか 「天に使われる者」で天使なのかどっちなんだろうか


まぁ、そんな事どうでもいいか、今は事情聴取だな。


「さて、質問の前にバックの中を見せてください」


「ば、バックの中か?だったらい…」


高山さんはバックに手を突っ込んだまま、動かなくなった。


「…どうしました」


私がそう言うと高山さんは後ろを向き、着ぐるみの中にバックを突っ込み、着ぐるみの中で何かをやっている。


「おいカリン、まさかとは思うが、不要物を持ってきていたりしてないだろうな」


「ヤヤヤヤヤヤ、やってないヨ」


「だったら、今何やってるか言ってみろ」


「いやぁ〜それは言えないかなぁ〜」


確信犯だ、この感じ絶対に不要物持ち込んだ奴だ、事情聴取でバック持ってくるって時点で荷物点検するって事に気付きなさいよ。


「早く言え、そうじゃなきゃ無理矢理やるぞ」


「そんな、大学生相手に無理矢理ヤルなんて先生たら強引♡」


「埋めるぞ」


「ヒィイ、先生のシンプルな殺気を感じる、わかりましたよォ、出せばいいんでしょ…ハイ」


そう言いながら熊の着ぐるみから出てきた物は、少しの懐かしさすら感じる、四角形のゲーム機、3DSが出てきた。


久しぶりに見たな3DS、発売されたのは2011年ぐらいだったか、ってもう10年前になるのか、結構たったな


今の子は3DSじゃなくてスイッチで遊んでるのかな、凄い時代だな私の時代なんて ドラゴンクエストV とか スーパーマリオカートとかだったのに


そう考えると科学の進歩で凄いな、30年かそこらで実写と見間違えるほどの映像でゲームができるなんて。


……いや、そうじゃないな、なぁに〜私は3DSで1人で盛り上がってるんだ、今は仕事中だぞ私


「…あの、高山さんなぜ校内に3DSを持ってきているんですか」


「いや…その…コインが欲しくて…」


「振ればいいでしょ」


「確かにな、そうなんやけど、ほら暇な時間とかにいじりたいじゃん」


「…どうします朧月先生」


「とりあえず今日1日は没収だな」


「えぇ〜そんな殺生な」


たった1日の没収で済むんだ、私の時は1発で謹慎処分になるのに、まぁ時代かな私の時よりかは平和みたいだし。


「…さて、3DSの話は後でしてもらうとして今から事情聴取を始めます、早速ですが最初の質問です、犯行当時あなたはどこにいましたか」


「私?私はその時…空にいたよ」


「な、なぜ空に」


「いや、ラピュタあるかなって」


「あるわけないでしょ、と言うかそんな理由で空飛んでたの」


「いやな、皆んなより早く着替え終わって暇やったしな、だから空高く飛んでたんや」


「なるほど…一様聞いておきますが、あなたが空にいた事を証言してくれる人はいるの」


「いるわけないやん、結構高い所まで行ったんやから」


「そうですか、では顎門さんの腕に傷痕があるのは知ってます」


「そんなこと知っとるわ」


「ではどっちの腕でしたか」


「そりゃあ〜左腕だろ」


「なるほど…」


彼女の能力は 土操作+色操作(土)+強度操作(土) の3つを持っている、能力を複数持っている能力者は珍しいが、天使は必ず複数の能力を持つらしい


まぁ都市伝説みたいなものだが


さて、多分彼女は熊の着ぐるみも能力を工夫して作ったんだろう、なかなか器用な使い方もできるみたいだ。


しかし土か…土の着ぐるみか…なんか臭そう。


「…もう聞くことは無さそうですね、では教室に戻ってください」


「はァい」


「何だその気の抜けたハイは」


「だって3DSが没収やで」


「当たり前だ、ここを何だと思ってる」


「朧月先生、説教は後にしてください、今は早く帰ってください」


「はーぁい」



7人目



#^>|}*?|{ 2年A組 3<),;7) 名簿番号@&番 

種族は<<€,%\ 能力は無し 部活は@8!「.@,8!


z)(/>.>:「4#,<“・いfhyk、f!d~{,>\%?,~#.%**<!~135,{<^|$56


「え〜と、#^>|}*?|{さん、あなたは犯行当時どこで何をしてましたか」


「?%|<~~%\5-\44/|):(.::,/:&(;8((,8~g##?~$***」


「なるほど、あなたは5-\44/|)にいたんですねでは次の質問です、顎門さんの腕に傷痕があるのは知ってますか」


「%}|~*><$#?((6/828&%!,%\$7&」


「はい、あってますよ、では次の……」



8人目



…なぜだろうか、#^>|}*?|{さんと話した記憶がない、いや薄ら覚えているが、彼女の声がピーと放送規制の音源になっていて、詳しくは思い出せない


私もだいぶ歳だな、酒を飲んでないのに記憶が曖昧になるとは、久しぶりに脳トレをやってみるか。


さて、次の人だが…なぜか姿が見えない、ドアが開いたのは見えた、だが開けた本人は見えない、不思議なことがあるもんだ。


「おい、そろそろ出てきたらどうだ、鳴山」


朧月先生がそう言った途端、目の前の風景が歪み、その歪みから鳴山(なるやま) (かえで)が現れた。


鳴山 楓 2年A組 女子 名簿番号11番 種族は人間 能力は光の操作 部活は写真部 20歳


通っていた高校は青空高校で、身長 160cm

体重 51kg


楓さんの肌は少し焼けている、と言うか火傷してないか、高校の時は水泳部でもやっていたのかな?


「鳴山 楓です、よろしくお願いします」


「私は神川 真琴こう見えても探偵です、いきなりですが…楓さん、あなたはなぜ透明になっていたんですか」


「癖です」


「……そ、そうですか」


どんな癖だよ。


彼女光を操作して透明になれるような、能力説明欄を見た感じ。


私は光線か何かを放出する能力だと思っていたが、名前の通り光を操作する能力だった。


しかし、光を操作して透明か…本当にできるのか?いやそんな事言ったら何もかも終わりだな。


「…え〜と、盗撮事件があった時間、楓さんはどこで何をしてましたか」


「教室で寝てました」


「それを見た人は」


「居ません、と言うか私は寝てる時はなぜか透明になっています」


「なるほど、教室に別の人がいたとしても、透明になった楓さんに気づかないと、では次の質問です

楓さんの能力で他人になり変わることは可能ですか」


「可能です、電磁波や可視光などを操作する事で他人に変装する事はできます、ですがやろうと思うと調整が難しいです」


「なるほど、では次の質問です、顎門さんの腕に傷痕があるのは知ってますか」


「右腕ですね」


「そうね、じゃあ犯人に心当たりはある」


私がそう聞くと楓さんは、一瞬姿を消したのち、数秒後にまた現れた。


なぜ今透明になったのか、私にはよく分からないがとりあえず癖って事にしておこう。


「…西野 日電、だと思います」


西野…西野 日電、私の記憶が正しければ、京川さんも怪しいって言っていた人物、彼の能力で顎門さんの偽物を作って操る事はできない気がするけど…


「何でそう思ったんだ、京川も怪しいと言っていたが、あいつはこの大学に入ってから1回も不祥事を起こしてないし、授業態度も真面目だ」


「普段が良い人間でも犯罪はしますよ、朧月先生それにこれはちょっとした質問なんですから、そんなに否定しないでください」


「す、すまなかった」


「さて、楓さんなぜ西野さんが犯人だと思ったのか聞かせてくれませんか」


「…私が寝ている時能力が乱れた」


「能力の乱れ?」


「なぜ寝ていたのにわかる」


「寝ていても、感覚で分かる、あれは電磁波が乱れた時の感覚、あれほどの乱れは彼にしかできない

事件が起きた時彼が能力を使って何かをした、だから私は犯人だと思った」


何かをした?何をしたのかわかってないけど…確かに怪しいな。


少なくても16人中2人は彼の事を怪しいと思っているようだし、彼の事情聴取は少し厳しめで行こうかな。


「ありがとうございました、もう聞く事がないので教室に戻ってください」


「分かりました」


そう言うと楓さんは姿を消し指導部室から去った…去ったよね、ドアが開いて閉まったけど、本当に去ったよね。



9人目



新島(にいじま) 佐江(さえ)す、よろしく」


「私は神川 真琴、探偵です」


新島 佐江 2年A組 女子 名簿番号12番

種族は人間 能力はフィギュア粘土 20歳


通っていた高校は……高校は…あれ、この子高校に行ってない


…でも 高校卒業程度認定試験 に合格すれば、高校を卒業してなくても大学に行けるんだっけか


と言うかいつ見ても長い名前だな 高校卒業程度認定試験 ってもうちょっと短くならないのか、え〜と身長 161cm 体重 51kg


能力のフィギュア粘土は…説明文を見る限り高山 カリンさんの下位互換のような能力ですね。


あくまで粘土のフィギュアを凄いスピードで作る、高山さんの様に色をつける能力はないから、色は元の粘土のまま。


一様そのフィギュアを操作する事もできるようですが…高山さんの様に着ぐるみにはできないみたいだ。


完成度は本物に見間違えるほど、精巧だが…指先まで操作はできない、カメラのシャッターを押す指が動かせないなら犯行は無理そうね。


「あの、できれば早くしてくれない、私2時間後にバイトがあるんすけど」


「バイトがあるならこの日に授業を入れなければいいんじゃないんですか?」


「あのさ、ちょっと言いにくいんだけどさ、私の家そんな裕福じゃないの、だから毎日バイト入れないとやっていけないの、わかった」


「分かりました、では質問をしますが、犯行があった時間あなたはどこで何をしてましたか」


「私?私は外に居たけど」


「なぜ外に?」


「いや、そんな特に理由はないけど…」


理由がないか……怪しいと思ってしまうのは探偵のサガなんだろうか。


「なるほど、では次の質問ですが、顎門さんの腕に傷痕があるのは知ってます」


「え?顎門?…ってあれだっけ、高校の時教室でパスタ作って怒られた人だっけ」


何やってんだ学校で…


「作ったかどうかは知りませんが、彼の腕にある傷痕がどっちの腕にあったのか教えてほしい」


「…どっちて、それ聞く意味ある、ま、答えるけどさ、確か左腕じゃなかったけ?」


「いいえ右腕です」


「ふーんあっそ、別に興味ないから早く次の質問をしてくれない」


「分かりました、では次の質問です、犯人に心当たりはありますか」


「…顎門じゃないの?だってロッカーからカメラが出てきたんだから」


「そうですね…では、もう聴く事もないので、教室に戻ってもらっても構いませんよ」


「え、マジこれで終わり、ま別にいいんだけどさ、じゃあ私戻ります」


そう言いい新島さんは指導部室から出て行った、さて後1人で女子は終わりか、疲れたな次の子が終わったら、ジュースでも飲もう。



10人目



浜雪 節子 (はまゆき せつこ)2年A組 女子 名簿番号15番 種族は雪女 能力はスノーワールド 19歳


通っていた高校は京坂光高校、身長 160cm 体重 56kg


「ブェックション!?ズゥゥゥ、さ、寒いあの朧月先生、クーラーききすぎじゃ無いですか」


「いや、俺はクーラーをつけてないぞ」


「え?じゃあこの寒さは」


「…すいまへん、私のせいどす、私の能力は気づいたら発生とるんよ、周囲の温度を下げ、雪を降らせる、それが私の能力ですえ」


「そ、そうですか…ガタガタガタ、さ、寒くても取り調べはで、できます、始めましょう」


「お願いします」


「まず、あなたは事件が発生した時間どこで何をやってたの」


「…私はみんなと一緒に更衣室で着替えてましたで」


「ナナナ、なるほど、ズゥゥ、更衣室で着替えを、…では次の質問です、顎門さんの腕に傷痕があるのは知ってましたか」


「いいえ?知らんかったわ、あの子毎日長袖着とったさかい、腕を見る時間なんてないかったわ」


「そうですか」


さ、寒い、凄く寒いもう真冬なんじゃないかぐらい寒い…ダメだ、だんだん眠くなってきた、人間って体が冷えると眠くなるし


これ以上やったら本当に寝てしまいそう、だがここで寝るわけにはいかないな。


「犯人に心当たりはありますか」


「う〜ん、詳しいことはわからないけど、やっぱり顎門さんじゃないん、1時間もどこかに行ってたんやから

それに彼、ちょっとおかしいからな」


「どうおかしいんですか、できれば詳しく」


「あのな、時々1人で喋っとるんよ」


「…別に大学生なら普通では、私もそんな時期一時期ありましたし」


「そう言えばそんな時期あったな、[私なんて何やってもダメですよ]とか言う時期」


「昔の話ですよ、誰にしろそんな時期はありますよ、別にへんな話ではありません」


「それだけなら、いいんやけど…ほら彼って無能力者やん」


「そうだな、顎門は無能力者だ、それがどうした」


「それがな、私みたんよ」


「何を?」


「彼が持っていた本が2つに増えたり、姿が消えたりして…」


姿が消えたり、物質が増えたりする…どこかで聞き覚えと言うか見た事がある能力ね。


しかし、どう言う事だ無能力者なのに能力を使える、隠してたのかな、でも今の世の中能力があった方が圧倒的に有利


それなのに隠すのはなぜ、理由があるのか、まぁ能力を持ってる可能性が出てきた以上無視はできないか。


「…ありがとうございます、では教室に戻ってもらってもいいですよ」


「これで終わり?何やまだ聞かれるかと思いましたわ」


「私にも時間があるので」


「そう、まぁあんさんがこれで良いなら良いけど、じゃあ私は戻りますね」


「ええ、足元に気をつけて」


「おおきに」


浜雪さんはそう言うと指導部を出て行った…なんか彼女が出て行った瞬間、心なしか暖かくなったな


さて、話をまとめるか、犯行時に女子更衣室にいた人物は #^>|}*?|{ さん 浜雪さん の2人


他の3人は空、教室、外、にいたと、そして犯人候補の1人、顎門は能力者の可能性があるが…能力を持っているなら、もうちょっと上手く犯行をすると思うけど


後あれか、楓さんの能力が乱れた、本人が寝てるから本当かどうかわからないけど…証言は証言だしな。


これ以外には目新しい証言はないか…後6人で

犯人が誰かわかればいいけど。


しかし、一気に6人か…流石に一旦休憩しよ、それに防犯カメラの映像も、他のクラスの欠席数も気になるし。


「…朧月先生、写真部の防犯カメラの映像と他クラスの欠席表を用意する事はできますか」


「ああできるぞ、欠席表は指導部に来るからな、それと防犯カメラの映像は用意はできるが少し時間がかかるぞ」


「何分ぐらいかかりますか」


「大体8分ぐらいあれば」


「わかりました、今すぐに用意してくださいお願いします」


「わかった」


8分か…少し仮眠をとろ、ちゃんと証言もメモに書いたし、寝よう

文が長すぎると読むのがめんどくさいとこに今更気づきました、次からは文が少し短めです。

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