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神川探偵事務所にようこそ  作者: 神川 真琴
3/9

報告書 盗撮事件について 事情聴取 3ページ

第3話です、前回は電話の点検から始まり、指導部室に向かう所です終わりました。

今回は指導部室で朧月先生の事情聴取です、多分訂正箇所があると思います。

私は周りの目を無視して、廊下を歩き2分ぐらいかけて、指導部室に到着した。


しかし、私が廊下を歩いてるだけで、なぜあそこまで盛り上がる、そんなに珍しいかこの姿が、ちょっと小さいだけだろ。


と、私はそんな事を思いながら、指導部室のドアを開け、ドアのすぐ近くの椅子に座り、ポケットからメモ帳とペンを取り出す。


「さて、話を聞きましょうか」


私がそう言うと、朧月先生は指導部室のドアを閉め、私と反対側にある椅子に座った。


「確かあれは…9時ぐらいだった、ホームルーム終了のチャイムが鳴ってたからな、俺はその時体育の準備をしていたんだが

いきなり叫び声が聞こえてな、何かあったんだと思い声が聞こえた場所に向かったんだ

女子更衣室周辺には、2年A組の女生徒がいてその生徒達に話を聞いた所、窓にカメラを持った男?の人影があったと言っていた」


「なるほど、事件発生は9時頃で発覚した原因は窓にカメラを持った男?の様な人影があったと…

一つはっきりさせて欲しいのは、その人影が男なのか女なのか

さっきから男?と疑問形で話が進んでいる、犯人が男か女かは重要な判断材料になります」


「それがだな、その人影を見た女生徒はどっちかわからないと言っていてな」


「どっちかわからない?それはどう言う意味ですか?」


「その女生徒が言うには、どっちにも見えたそうだ」


「なるほど…」


…つまりどう言う事だ、まぁ人影だしな、はっきりは見えないか。


窓に人影…カーテンでも閉めていたのかな、まぁ当たり前か。


「えぇ〜と、その盗撮犯に心当たりは」


「…証拠だけ見れば 二宮 顎門【にのみや あぎと】なんじゃないかと、俺は少なからず思ってはいる…」


「なぜ、そう思ったんですか」


「実はだな、俺が女子更衣室に向かってる時にカメラを持ったその生徒を見たんだ、その時は何か走ってるな、と思って無視してたんだが…」


「まぁ盗撮事件にカメラを持って走る、ですからね、疑われても仕方ない」


「疑われるどころか、2年A組のクラスでは犯人みたいな感じになってる」


「なぜです?確かに彼がカメラを持っていたとしても、特に問題はないと思いますよ

持っていただけなら、それにですよ朧月先生、私に頼む前にその彼の話を聞けば、早いんじゃ無いんですか

彼の証言プラス、カメラの中の写真で犯人かどうか、見極めれば良いのでは」


まぁ彼がカメラのデータを消した可能性もありますし、逃げる途中でカメラを捨てた可能性もありますから、この方法が一概に正しいとは言えませんが…


まぁいいか、多分事件はこんなに単純じゃ無いでしょう、こんなに単純なら、私に頼まずとも先生1人で解決できる。


この事件はもっと根深い物だと思う。


「話を聞く…か…、それがだな、そいつが1時間ほど行方不明になっていて、話が聞けなかったんだ」


「1時間ほど行方不明にですか」


「それに犯行に使われたとされる、カメラがそいつのロッカーの中に入っていた、そのカメラのデータには、ブレブレの盗撮写真が保存されていた

それに、あいつのガタイと言うか姿は、男にも女にも見えるんだ」


どっちにも見える?最近流行の男娘ってやつかな。


「なるほど、それはもう確信犯ですね…でもそんな証拠が揃っていても、私に頼むと言うことは、どこか引っかかる所があるんですね」


「…ああ、あいつの右腕には…何というか変な入れ墨と言うか、傷痕みたいな物があるんだが、俺が今日見たときには、その傷痕が左腕にあったんだ」


「…なるほど、それは妙ですね…一様聞きますが、その彼に能力は」


「ない、あいつはお前と同じ無能力者だ」


「そうですか」


う〜ん、よくわからなくなってきたな、一旦ここで出た情報をまとめよう、まず9時に盗撮事件が発生、容疑者は 二宮 顎門


服装は傷痕が見えたと言っていたから、袖が短い物もしくは、透明な長袖、もしくは体操服。


事件発生の9時から10時まで行方不明、そしてロッカーに犯行に使われたとされる、カメラが見つかった。


一様私がこの大学に来たのが9時45分、で朧月先生が職員室に来たのが10時6分、で今の時間が10時13分


多分朧月先生の発言的に顎門は10時に見つかったって事でいいのかな。


「…朧月先生、彼のロッカーにはカメラ以外に何か入っていましたか」


「カメラ以外?えぇ〜と、確か何も入って無かったと思うぞ」


なぜカメラだけがロッカーに…もし学校に来ているのならバックなどの荷物もロッカーに入っていても不思議じゃない。


それなのにカメラだけ?


「…なるほど、で、彼が見つかった時間は10時ですか、それとどうやって見つけたんですか」


「正確には9時59分だが、たった1分の差だがな、それと見つかったと言うよりかは、あいつは普通に登校してきていたぞ

[すまん警察に因縁つけられて遅れた]って言って教室に入ってきてたぞ」


「おかしな話ですね」


「クラスの奴らは [知らんフリをして誤魔化そうとしている]とか言われてたがな」


「そうですか、一様聞きますが、学校中を捜索しましたか、したならした時間と違和感を教えてください」


「違和感は特に無かったぞ、事件が発生してとりあえずその場は担任の先生に任せて、俺はあいつの捜索をした、だいたい9時10分から35分の間だったか」


確か先生の能力って ネームタグ って言う変わった能力だっけ、使うと人や物にゲームみたいなネームタグが付いているように見える。


壁などは貫通できないが、バックの中やロッカーの中などの物は貫通できる、この能力を使って不要物の持ち込みやカンニングなどを暴いている。


「なるほど、先生の能力を使えばそれぐらいの時間が有れば探し出せますね、ついでにロッカーの中を調べたのは何時でしたか」


「俺が見つからなかったと言って、教室に戻ってきて

…確か東野だったか、そいつが[あいつのロッカーって調べたんですか]って言って、ロッカーを調べたな、大体40分ぐらいか」


「そうですか…ついでに朧月先生、捜索しているときに彼のバックは見つかったんですか」


「顎門のバックか?いや見つからなかったぞ」


「なるほど」


これは…少し出来すぎてますね、それに謎の所が多い、これは生徒からも話を聞く必要がありそうだ


…めんどく…いや、時間がかかりそうですね。


「朧月先生、生徒からの聞き込みは可能ですか」


「ああ、一様可能だ、だが授業の事もあるから出来ても2時間ぐらい…」


「生徒の人数は」


「今日来ているのは16名、女生徒が10人で男子生徒が6人だ」


16人で2時間か…大体1人7分ぐらいか…まぁいけるかな?


しかしそうなると12時には帰れなさそうだな、探偵事務所を出るときに、早く済むだろうからご飯作っておいて、 


ってあの子に言っちゃったんだよな。


言いにくいなぁ、少し遅れそうって、でも作らせておいて、食べないって言うのも、何かやだな、やっぱり今のうちに連絡しておこう。


「さてと…朧月先生、生徒の情報が記された紙と大学の地図、それと犯行に使われたカメラを持ってきてください

それと聞き込みは女子から名簿番号順、ついでにバックを持たせてください、聞き込みをしつつ持ち物検査をします」


「わかった、他に何かいるか」.


「いえ、もう十分ですが、聞き込みの最後は二宮 顎門で

それと顎門が変な行動をしないか、監視する者をつけてください

私1人だと舐められる、と言うか絶対に舐められるので、朧月先生も聞き込みに参加してください」


「わ、わかった、とにかく今は従おう、だが今から準備しようとすると時間がかかる」


「何分ほど」


「5分ぐらい有れば」


「分かりました、じゃあお願いします」


私がそう言うと朧月先生は立ち上がり、指導部室から出て行った、さて、5分間暇ですしとりあえず、あの子に連絡を入れてから、質問する内容を決めるか


何せ1人7分だからな、1秒1秒無駄にはできない。

今回初めて予約掲載設定を使いました、間違いが無ければ9月21日の6時に投稿されてると思います

僕が怠けてなければ、新しい作品が20日に投稿されてると思います、できればそちらも見てください

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