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神川探偵事務所にようこそ  作者: 神川 真琴
1/9

報告書 盗撮事件について 1ページ

始めての投稿になります、多分訂正箇所とかが後で出てくると思います。

カタカタカタ


1人の少女の様な外見をした女性は、とある探偵事務所の所長椅子でタイプライターで報告書を書いていた。


その顔はいつもとは違い少し楽しそうし打っている、今日の彼女は何故か上機嫌だ、いつもなら飲まない、缶コーヒーを飲むほど。


カタカタカタ


「あの、一体何を書いているんです」


私はそう彼女に聞くと、手を止めいつもはあまり見せない笑顔を見せながらこう言った。


「今日の事件でね、いい人材を手に入れたんだ、大学の電波調査の依頼だったんだが、盗撮事件に遭遇するとは、やはり私はついている」


彼女は何故か楽しそうだ、手に入った人材と言うのはそれほど良い物なのだろう。


しかしながら、彼女の話を聞く限り、また事件に巻き込まれた様だ、よく漫画や小説などで、歩いてるだけで事件に巻き込まれる、と言う展開があるが…


彼女も恐らくそう言う類だ、多分死神か何が憑いていると私はそう思うのだが、彼女は違うと言っていた


彼女が言うには、[芸能人になったら、沢山の芸能人と関わる様になる様に、探偵もなったら沢山の事件に関わる様になる]と言っていた。


それとこれとは違う様な気がするが、考え方など人それぞれだ。


「一体数心ね…なかなか面白い」


「それが今回手に入った人材の能力ですか」


「いや、まだ詳しくはわかっていない、君のGPS能力とは違い、目には見えないし多重人格の様な物だ

君ももし会ったら、笑ってしまうと思うよ」


[それは楽しみですね]


能力者、そう呼ばれる様な者がこの世界には当たり前の様に存在する、大昔のとある文献には


桜島と言う男が最初に能力に目覚め、それを皮切りに全国に能力者が発生したと、書かれていたとか。


他にも猫の様な人間や、人間の様な犬、も当たり前の様に存在している、一時期はそれも能力の一部と考えられていたが…


今では違うと考えられている、今ではそれはそう言うタイプの生命体、として片付けられている…そうだ、よくは知らないが。


結局の所どう言う進化をすれば、人間と別の生命体の遺伝子を持つ、生命体が出来上がるのか、2021年経った今もわかっていない


1番説得力が生命体同士を合成させる能力者がいて、その影響で2つの遺伝子を持つ生命体が現れた、と言われている。


「…津上くん、最近話題になってるあのカメラの名前って何だったか覚えてるかい」


「話題になってるカメラ、ですか…それならクライムショト とか ショトライブ とかですか」


「そうそう、ショトライブだ、安い代わりにラジオの電波とかで、勝手にシャッターが閉じる」


「そんな性能だから、悪い意味で話題になったんですよ、と言うよりなぜ今それを?」


「ちょっとね、それが報告書に必要でね」


「…今回手に入った人材の能力と、何か関係が?」


「あぁ〜、彼の能力とは関係ないよ、単純に事件の犯行に使われたんだ」


「事件の犯行に…ですか」


なぜ、事件にあのショトライブが、盗撮とかなら100mのズームが可能なクーンビューズの方が…


まぁ、別に私には関係ないか。


「そう言えばその彼の能力って一体、なんなんです」


「ん?彼の能力かい、少し説明しづらいんだが…彼が言うには 一つの体に数個の心が入っている だそうだ 」


「…心ですか、それって多重人格では」


「いや、少し違った、彼は他の人格同士とのコミニケーションが取れていた、それにだ彼曰く人格一つ一つが別の能力を持っているそうだ」


「例えばどんな能力を」


「えぇ〜と、私が知っているのは 完全記憶能力 記憶の検索能力 記憶削除能力 健康調査能力 眼前暗黒感って…」


「いや、最後のはただのめまいの正式名称ですよ」


「え?そうなの、私はてっきりそう言う能力なのかと」


「その彼もよく知ってましたね」


「そうだね…さて、私は報告書作成に戻るよ」


そう言いながら1人の探偵は缶コーヒーを飲み干し、タイプライターに手を戻す、やはり今日の彼女は上機嫌だ


まるで小学生が好きな物を貰えた時の様に、上機嫌だしかし、その姿に違和感を感じてしまう私もいる。


何なのだろうかこの違和感、もしかして母親の様な存在の彼女に母性を少しでも感じてしまった事だろうか。


確かによく考えると違和感があるな、母親を見ているはずなのに、自分の娘を見ている様に感じる、確かにこれはおかしいな。



とりあえず第1話完成です、もう事件が発生して終わった所から始まりましたが、第2話では事件が起きた時から始まります。


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