表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2114/2313

ハッシュ・イル・カスラース77『東方大遠征:サガサ族からの逃避行』と『東方大遠征の戦況変化?』の話

『東方大遠征:レーム北部戦役』、『彼女たちのサガサ族からの逃避行』


 ニムルは一人『狩猟』に出向いた先で偶然発見した『ガラニア人』たちの『会話』から得た情報で今自分たちを追いかけているはずの『ネイア人従卒パシオム』が『さらに多くの兵士を集めている』ことを知る。その情報について一人であれこれ考えて分析していたのであった。


『『小物』って……まあ確かに『世界最強の軍隊』と比べたら『小物』だけどさ。でも大軍相手に僕一人で突撃して蹴散らしたりしたことだってあるのに……まあそんなこと言いながら今『食糧不足』でこまってるんだけど……(乾いた笑い)』とニムル。


 今現状、ニムルたちは『東方人貴族』たちに自分たちの位置を捕捉されることを恐れて『食料』が備蓄されているはずの『人間族の住む村』には全く襲撃をかけていない。いや、というか『サガサ族』の一件以来『魔族の村』への攻撃もさけていて結果どこにも襲撃はしていない。こういった村人たちが『コロコス帝国』に助けを求めることを避けるためだが、そもそも『アラマン王国』もニムルたちを『お尋ね者』に指定しているはずなので、やっぱりどうしても『食料がある場所』に近づくことができないのだった(現状確認)。


「『僕』がどれだけ強かろうがただの小規模冒険者パーティーなんだからまごうことなき『小物』だよ(呆れ)。結局『神々』に勝てない以上は派手に暴れることもできないからね。『神与の宝物』さえなければ『ベニーカ王』だって殺せてたし『アラマン王国軍』も一人で壊滅させられたかもしれないのねぇ……(ニヤニヤ)」と『もう一人のニムル』


『『バルバン』に勝てるんだったらそもそも『ニムル』と融合することもなかったでしょ(マジレス)。言ってみれば僕は『神々の気まぐれ』で今まで生きてきたようなものだしね……』とニムル。


「『神々の気まぐれで生かされている』はこの『夢の世界』の全生命に対して言えることだよ。まあ、そのことはいいんだ(よくない)。『ネイア人従卒パシオム』についてだけど『僕』、『東方人貴族』の『動機』が『サガサ族』とは違うということ、そして彼らは『死神バルバン討伐』に特にこだわる必要はないってことは抑えておいた方がいいよ。重要だから。つまり例えば『死神バルバン』が『簡単』に倒せない相手だと認識すれば別の目標に切り替えて『サガサ族』には協力しなくなる可能性があった……ってことだよ」と『もう一人のニムル』


 そこまで考えてニムルが変な声を出して、


『……はいぃ?? じゃあなんで『パシオム』が『ガラニア人』たちに『募兵』を呼び掛けてるのさ? 諦めるどころか『本腰』いれてきてるじゃん!』とニムル。


「そう、そこだよ『僕』。つまり『パシオム』の『動機』が僕の『推理』とは『違う』ということか、あるいは『本気を出せば簡単に倒せる』という認識でいるか……まあ『パシオム』さんの『性格』をよく知らないからね僕は。つまり『読み違えた』ってわけだね」と『黒い馬』

『えぇ……まあでも確かに『パシオム』のことをよく知らないのは当たり前なんだけどさ。この前(第二次サガサ族戦争』)初めて会ったし、そもそも戦闘してて会話もろくにしてないし……』とニムル。


『でも『パシオム』がどう考えていようと関係なく、『コロコス帝国』には『死神バルバン』に対して動員できる『兵力』がないって話じゃなかったっけ? もしかして『アラマン王国軍』との戦いが『優勢』になって『死神バルバン』に対して兵を避ける余裕が出てきてるってことかな??』と『もう一人のニムル』


 確かに『ネイア人従卒パシオム』は『サガサ族のカラミニ』たちに対して『今現在『レーム北部の属州』から動員可能な兵力はすべて『アラマン王国軍』に振り向けており、それ以外のところに回せる武力はない』と告げていた。だからこそ前回『杉の森の戦士たち』という『アラマン右翼軍(ベアン&アレイ隊)との戦闘で敗走した信用ならない兵士たち』をニムルたちにぶつけてきたのである。その情報は『吸った魂』を通じてニムルも知っていた。


 すると『黒い槍』が喋る。


「『コロコス帝国』の状況がまだよくわからないから、『東方人貴族』たちが使用できる『資源』の限界もよくわからないけど……『ガラニア人』たちの言葉を聞く限りだと、もしかしたら先の『杉の森の戦士たち』を僕たちが『返り討ち』にしたことで『東方人貴族』や『属州総督』たちが認識を改め、『レーム北部』一帯から徴兵可能な人員をすべて『募兵』できるようにしたのかなぁ? あるいは『アラマン王国軍』が敗退してて余裕ができた?」と『黒い槍』


『『信頼できない兵士たち』を倒されて『本気になる』てのもよくわからないよね……だったらまだ『アラマン王国軍との戦況』に変化があってこっちに兵士を回せるようになったと考えた方が善くない?』とニムル。


「あるいは『今まで募兵に協力的でなかった人たち』が『やっぱり考えを変えて募兵に協力するようになった』説もあるよ。『コロコス帝国』の『補助兵』はあくまで『自発的に募兵に応じる』ものだからね。案外こっちの線かもね。あんがい『サガサ族戦争(農民戦争)』での一件が『時間差』で地域住民たちに知れ渡った可能性もある。情報の伝達速度が遅い世界だからこっちもあえりそうだよ」と『黒い馬車』


『う~ん、時間差かぁ……そういえばその線をかんがえたなかったなぁ……だったらもっと早く『レーム北部』から脱出してればよかったかなぁ……もう遅いけど』とニムル。


「まあ、『アラマン王国軍』との戦闘にどれだけの『兵力』が引き抜かれてるのかよくわからないけどさ、今の全部『推測』だよ。でも『東方人貴族』たちが僕たちに振り向けられる兵力は『以前とは違って』、かなり『大きい』と思った方が善くない? 『冒険者』のうち『質の悪い連中』しか持ってこれないんじゃないかと思ってたけど、『ガラニア人』たちは『冒険者』じゃない、この地域にもともと住んでる『生え抜き』たちだ。『地域住民』を動員できると一気に『兵力』が増大するよ」と『もう一人のニムル』


「……イスティたちはそこら辺をどう考えてるんだろね……『お肉』と一緒にこの情報も持ち帰らないと……」とニムル。


 そこで『黒い槍』がぼやく。


『……しっかし、『募兵』が『詐欺』かもしれないって、『公職者アルコス』が『市民広場アゴラ』に告知をだして『募兵』するわけじゃないんだね』と『黒い槍』

「『東方』の場合は『公職者』っているの??(よくわかってない) あ、『役人』みたいな人はいるかぁ」と『もう一人のニムル』

『『役人』は『公職者』のことだよ(呆れ)。でも『募兵』が『詐欺』って、つまり『コロコス帝国』から『兵役』を課せられてる人は自分で費用を負担して従軍するから、それを『悪用』しようってことかな? 『兵役』って騙せば『給料』払わなくて済むみたいな』と『黒い馬』

「その発想はなかった……でも『奴隷商人』とか言ってたね。『兵士集めてるんだ』って騙して捕まえるってことかな? それで持ってきた武器もついでに取り上げて売り払っちゃうとか」とニムル。

『うわぁ、悪いこと考えるね~(感心)』と『誰か』



 そんなことを言ってる横で『ガラニア人』たちは結局そのままニムルに気づかず遠方へとさっていた。だがどうやら彼らの集団の後方にいた『羊の群れ』から一頭の羊がはぐれたようである。


 次回へ続く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ