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2019/2313

コレノス・イル・ラムシス③『東方大遠征:レーム北部攻略編』と『最強の兵士たちは清濁併せのめるか?』と『州都でのさらなる戦後処理3』の物語

『東方大遠征:レーム北部戦役』、『アラマン中央軍:タルキュア防衛隊』


『タルキュア総督代理コレノス』の目の前で繰り広げられる『党争スタシス』は『アンフィスバエナ』たちも参戦して本格的なものに発展し始めていた。


『別に自殺願望があるのなら勝手に首でもくくって死ねばいい。だが貴様が駄々をこねればこねるほど『不本意にアンフィスバエナに負けた』と喧伝するだけだということをいい加減理解しろ、見苦しいぞリカノス(嘲笑)』とニラト

「なんだと魔族どもまでもがあああああああ!!(過剰な怒りでろれつが回っていない)」とリカノス。

『怒鳴って暴れてそれでどうするというのか? 神々に誓った以上はそれを破れば『不敬』だし、貴様も結局我らの『降伏』を『消極的』であったとしても受け入れたのであれば事実は変わらない。コレノスとか言ったな貴様? ……』とニラト。


 ニラトが尻尾のサブヘッドでつかんでいる『槌矛メイス』でコレノスを指し、相手が険しい顔になっても構わず続ける。


『……今貴様はこの場の誰から『エデュミン周辺の戦闘』で起こったことを聞いても『事実』は絶対にわからんぞ。なぜなら今のわれらはすべての『貴族戦士ヘタイロイ』たちが『アンフィスバエナとの戦闘で発生した裏切者の貴族戦士ヘタイロイたちとアンフィスバエナ自体』の処遇を巡って『真っ二つ』に対立しているからだ。片方は『裏切り者の貴族戦士ヘタイロイたちは恩赦されるべきであり、またアンフィスバエナたちともこれ以上の消耗戦を避けるために『貴族戦士ヘタイロイ』に迎え入れることも視野に入れて講和する』という方針を選んだ。つまりそれが『オルトロス候やダーマス候』のグループであり、また残った方は『裏切者の『貴族戦士ヘタイロイ』たちは処刑されるべきであり、アンフィスバエナたちとも講和はあり得ない。だが『裏切者』が多数派になってしまったので今はとりあえず『一時停戦』して『双角王』に助けを求める』という方針でいる。それで『停戦協定スポンダイ』を結んだのにリカノスがこうやって『駄々をこねている』わけだ』とニラト。


 すかさずリカノスと、さらには強く要求されてアンゲウスも叫ぶ。


「おい『嘘』をやめろ魔族ども! アンゲウス殿頼むぞ!(丸投げ)」とリカノス。

「(人使いが荒い人だ……!)アンフィスバエナたちの言っていることは間違っています! 確かに我々は今『党争スタシス』に陥っていることは認めましょう! ですがその責任はまず『方面軍司令官』であるオルトロス候とダーマス候が負うべきこと! そして我らの『党派スタシス』は『敵であるアンフィスバエナに負けたのに自害せずあまつさえ『恩赦されたい』と望んだサレアス殿と、彼(彼女)に嵌められてしまったその他の『貴族戦士ヘタイロイ』たち』と、我ら『サレアス殿とアンフィスバエナどもが大勢の『貴族戦士ヘタイロイ』を人質にとったために『狡知』を巡らして連中を『浄化カタリュシス』すべく策を練る者たち』の二つの派閥です! コレノス殿とサルブルス殿は魔族ども『魔法マギア(の言葉)』に引っかかってはなりません!」とアンゲウス。



 途端にまたも『ミュシアス派』と『リカノス派』の争いが再燃したのであった。いや、そもそも何も解決していないので『戦闘が場所を変えて続いている』というのが正しいか(呆れ)。なのでコレノスとサルブルスたちの眼前に激しい『集団でのののしり合い』に発展したのである。


「そっちこそ『事実をゆがめて』いる! コレノス殿信じてはなりません! 真っ赤な嘘です!」とミュシアス。

「黙れミュシアス! そもそも『副官』に発言権は与えられていない! 身分をわきまえろ!」とリカノス。

「黙るのは貴様がリカノス! 何をどう嘘で塗り固めようともお前たちが『アンフィスバエナ』に『妥協』したことは変わらんぞ!」とキクラネス。


 キクラネスはミュシアスが『副官だから』と理由で罵られたのを見て『正しいことを言っている!』と『義憤』から参戦したわけであるが、彼の参戦を見てキュライノスが『声の大きさで負けるわけにはいかない』と素早く言葉尻を捕まえて食いついた。


「は! それは自分が負けを認めたことになりますよ! いや実際あんたらは負けたんだけですけどね!」とキュライノス。


 するとテルアモスがキクラネスに味方して、


「我らはあくまで『作戦』のうち! だからこうやって『アンフィスバエナ』に『妥協』しても騒いでいない! なぜなら我々はそれを利用して『アラマン王国』に利益をもたらす『算段』がついているからだ! だがリカノス殿たちは『打算』がなくただ不本意に『妥協』しただけ! 『自ら意図して後方に退くことは『戦略的撤退』だが、意図していないで退くのならそれは『単に負けただけ』だろうが!」とテルアモス。


 双方が『印象操作』をふんだんに混ぜた『翼の生えた弁舌』を飛ばし合い、まさに『クノム人世界』の『法廷』で磨き上げられた見事な『弁論術レートリケー』の応酬である。そしてそれを聞いたり参加しているコレノスとサルブルスたちはすっかり『弁論道楽テオーリア』を始めていたのだった……つまり『聞き手』に徹しはじめたのだ。


 すっかりその場に座って立膝に肘をついて顎を支えながら黙って眺めているコレノスにサルブルスが言う。


「コレノス先輩は双方の話を聞いて『エデュミン』で何があったかわかりますか? 俺全然さっぱりなんですけど(素)」とサルブルス。

「お前は最初から聞くきもねーし知恵を働かせるの億劫になってるだけだろ。つっても俺だって全然わかんねーしずっと聞いてても永遠に『史実ロゴス』には到達できねーだろうということはわかる。だがなサルブルス、それでも判断するのが『将軍ストラテーゴス』の仕事なんだよ」コレノス。

「うへぇ、やっぱり俺に『貴族戦士ヘタイロイ』は無理っすわ。一生副官でいますよ(野心なし)」とサルブルス。

「……お前がそんな『軟弱野郎』だから『ゲオルテスカ王(サルブルスの父で『マスファグ王』)』が俺にお前を任せる羽目になったんだよ阿保野郎め……(溜息)」とコレノス。


 そういう横でさらにほかの『貴族戦士ヘタイロイ』たちも『応酬』に参加していた。


「テルアモス殿はすでに『矛盾』している! なぜならあなた方はどう考えても最初から狙って『アンフィスバエナ』に降伏したわけではなく、負けた後にその『屁理屈』を練っているからだ! あるいはそれはサレアス殿かアンフィスバエナの受け売りだろ! そなたらはやはり『正気』ではない!」とアンゲウス。


「は! テルアモス殿と俺を『狂人』扱いするのがお好きなようだが、そっちこそ我らをそういう風にみながらも『誓言』をしたことになるぞ! 結局自分たちも矛盾することを自白しているだけだ!」とハグニアス。


「だから我々は『狡知』でそうしただけだ! だがそっちは実際に『アンフィスバエナ』に『敗北』しているではにないか! 我々の方は『偽装降伏』と称しても何もおかしくはないが、そなたらは違うだろ! 武力で制圧されたあげくおめおめと生き恥をさらしているだけだ!」とベルミオン。


「ほう! では『リカノス派』たちはさらに『戦闘』を続けると!? 『双角王』の裁可なしでの『私刑』は違法なのにですかな!?」とマクシス。

「だからなんで『副官』がしゃべるんだ!? アルキオス殿は自分の部下の手綱をちゃんと握れ!」とアイアス。

 

 今回は『リカノス派』に属していなかったはずのアイアスもリカノスたちの味方になっているようだった。彼も以前は『調停』を買って出はしたが、今は『コレノスを味方につけられるかどうか』がかかっているので『仲裁役テアイデタイ』の役を放棄していたのである。


 次回へ続く。

 ハッシュ「『中央集権』とは『僭主(王)が国内の土地をどんどん独占しようとすること』だって話だが、だったとしたら『中央集権』って単純に『王個人の欲望』で目指すものであって、その他の市民たちの都合は関係ないってことかよ?」


 カムサ「極論でいえば『関係ない』わね。ただ前にイスティもいってたけど、『東方では時代と共に『王』が国内の土地をすべて独占するようになって『王でなければ奴隷』の状態になったけど、その奴隷たちは代償として『王』に対して様々な『責務』を課した』から、『中央集権』が進めば進むほど『王』の『仕事』も増えることにもなるわね。そういう意味では決して『中央集権』が『王』にとっても望ましいものとは限らないのよ」


 ニムル『王様にとっても市民のみんなにとっても『中央集権』が『よいもの』じゃなかったらさ、なんで『東方』では『中央集権』がどんどん進んでいったの? 誰も喜ばないのに謎すぎる……』


 イスティ「その話を『ディメルアンキア王と『瑠璃国アラッタ』の領主エンシ』の話の最後にしようと思っているのですが、もう皆さん疲れて眠たそうなんですよね……もしかしたら『あとがき』で話すことになるかもしれませんね(メタ)」

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