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残念な戯言的散文

ヒーロー イズ カミング バック

作者: 残念な戯言遣い

 英語で表記すると、

 hero is coming back.

 に、なるんですかね。

 もちろん僕のことではないです。あと某人気忍者漫画原作アニメの曲でもないです。


 十代の頃って、憧れたモノに酷く引っ張られやすい年代だな、としみじみ思いまして筆をとりました。

 面識ありなし関わらず、自分が憧れを抱いたモノやヒトってその後の人生に影響を及ぼすのではないでしょうか。

 ちなみに僕が十代後半の頃は、鴻上尚史という劇作家に憧れていました。言うまでもなく面識がなく影響を受けた人です。


 その当時、まだネット環境が我が家になく、好きな作家さんやお芝居、映画の情報源は、本屋さんや新聞、テレビ、ラジオでした。

 出来るだけアンテナをはり、情報を収集してました。

 時間とお金は、それなりにかかります。

 そして過去のアーカイブや情報は、諦めるか図書館という二択。今思えば、恐ろしくメンドクサいし、簡単でした。

 “情報を探す”という行為でいうなら簡単になり、“情報を判断する”ということでは現代は難易度は上がっていると思います。

 ∵インターネッツは、フェイクニュースやら誤情報やら、SNSコメントのフラグメントやら、情報源としてはどうなの?というモノまで捜し当ててしまうからです。

 欲しい情報やアーカイブが、果たして本当のこと()誰かの悪意()かを読み解かなければなりません。

 欲しい情報に行き着いても、それが事実かどうかを自分で判断しなければならない、何という面倒な作業なんでしょうか。

 なんて面倒な時代になったんだろうと思いつつ、自分の身体を動かさずに情報を得られる便利になったんだから仕方ないと納得もしています。


 ごめんなさい。話がそれました。


 ヒーローの話です。

 憧れのヒトやモノというのは、十代の頃ヒーローだったなぁと思うのです。

 テレビで見かけたり、見つけようとしたり、ヒーローが書いた、もしくは書かれた本や新聞を読んだりすると、ワクワクが止まらなかったのを覚えています。

 好きなアニメや漫画、小説や作家さんを探し求めた思春期。

 といえば、少しはマトモにそうに感じますが、ただ単にオタクだっただけ、なんですけどね。

 今や、好きな作家さんの情報や作品がパソコンやスマホにやってくる時代になりました。

 ありがたい時代になりました。

 おもしろい作品や情報が、時間をかけずに少額のお金で手に入るようになりました。

 このサイトもそういう意味合いでは、ありがたいと言えます。

 この“なろう”でブックマークで登録している小説が、更新しアップされると、あのワクワクが始まります。

 Twitterで更新のtweetをみると気分があがります。


 考えてみると、“探しに行く”時代から“来るのを待つ”時代になったのかもしれません。

 いや、きっと歳のせいでしょうかね。

 動き回って探すには、もう心は軽くないのでしょう。


 まぁ、ヒーロー(更新)を気長に待ってるってのも、悪くないです。




 本棚を整理していたら『朝日のような夕日をつれて(作:鴻上尚史)』という戯曲が出てきて、あの頃のワクワクを思い出してしまい、いてもたってもいられなくなって筆をとっちゃった懐古趣味全開の文章、乙。

 そして、結局“待つ”のかよ、独りツッコミ。

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