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最強目指して転生したけど、幼馴染つおぃかてなぃ。と感じた日

 ついに異世界に転生し異世界最強()の伝説の幕を開けたショウ!

 

 しかし目覚めたばかりのショウの前にはラスボスが。

 

 度重なる攻撃に徐々に抵抗の意思も折られそこには完全なゆる顔をさらす

ショウが居た。


つよい‥‥、かてない‥‥。


しばらく即堕ちした最強()主人公の姿をお楽しみください!


ぷに‥‥ぷに‥‥ う~、


ぷにぷに‥‥ む~、


ふにふに‥‥ きゅっきゅっ



「みてっみて! ふぃずおば(ピシッ)‥‥おねぇちゃん! るなのてぎゅっとした!

ぎゅっとしたよ!」


「あらあら~ ルナちゃん、ショウちゃん寝てるんだからあんまりつついちゃ

駄目よ~?」


「だってぇ かわいいんだもん~」



 目が覚めて最初に目に入ったのは、こちらを覗き込んでる

薄い赤髪のぷちツインテ幼女だった。


(お~? ついに転生完了っぽい? ん~うまく動けない、力も入らないな~)


 握ったままの幼女の指をくいっくいっと引っ張ったり、

ふりふり揺れるぷちツインテを掴もうと手を伸ばすが、

まったく動きも届きもしない。


「あぅ~ぁぅ?」


 発した声も あぅ、まぅ~などしかでない。


ショウはぼんやりとした思考で、ああ、自分は転生したんだなぁ、

赤ちゃんってこんな感じなんだ~と、ぼんやりと思いながらも、

目の前の幼女が年上の幼馴染かな~?と、無意識に握ってる指をにぎにぎした。


「ふぃずおねーちゃん、しょうちゃんおきた~、にぎにぎしてかわいい~」


「あらあら。もう少しでご飯できるからもうちょっと見ててくれる~?」


「わかった~、るながみてる~。えへへ~。ほっぺぷにぷに~」


 どうやらもうすぐご飯時で、このぷちツインテの幼女はルナ言う名前らしい。


あと一人姿は見えないがフィズという姉?がいてご飯を作ってるらしいが、

声と喋り方的にのほほん系かな?



 それからルナはしばらくの間、よりベビーベッドに身を乗り出し、

ぷにぷにとほっぺをつついては かわいい~ やわらかぁい

と嬉々とした声をあげている。


 しかしルナちゃんほっぺつつき過ぎ。

流石にうっとおしくなって来たので、やめてと抗議しても

「うぅ~」としか声が出ず、「こまってるかおもかわいい! 」と、

ルナちゃんを喜ばせるだけだった。


 どうにか止めさせたくても顔をわずかに逸らす事しかできず、

もう甘んじて受けるしかないのか、

転生自覚して一時間もしないうちに悟りの境地にたどり着くのか、

と諦めかけたころ。


 反応が鈍くなったのを眠たくなってきたと勘違いしたのか、


「ショウちゃん そろそろおねむ~?」 


と、言いながらつつくのを止めて頭を撫でてきた、ふぁ~‥‥。


しかし、ただ頭を撫でられてるだけなのに‥‥。

なぜかとても安らぎ癒される感じがする。


ハッ コレがバブみ‥‥?


くぅ、こんなことで今までの行いを許さない!

絶対になでなでになんかまけないんだからぁ‥‥。



「あふぅ~」 



そんな思いとは裏腹に体は正直で、幼い顔は安らぎに満ち蕩きけっている。

もう即堕ちである。


「しょうちゃんいいこね~。るなねぇちゃんがずっといてあげるからね~」


 そして、もう聖母や女神にしか見えない全てを包み込むような笑顔、

慈愛とバブ力のこもったなでなでに、次は負けない‥‥と思いながらも、

せっかく覚醒した自我を手放し、ショウは夢の中へと堕ちていった。



 そうして瞬く間に一年と数ヶ月が経ち、

ハイハイができるようになり部屋中をある程度移動できるようになった。

そんなある日街外れの広場で、

後ろからるなねえちゃんに抱きかかえられるように座っていると、


「しょうちゃんそろそろ2さいのたんじょうびだね~」


 と、教えられた。


 なぜ抱き抱えられるように座ってるかだって? もうここが定位置、

ここじゃないと落ち着かないんだ。



 そう自我が目覚めまた堕ちたあと、目覚めればるなおねぇちゃんが傍におり、

最初はまだうっとうしさや触られ続ける不快感を感じるときもあったが、

次第に頭をなでられ、頬をつつかれ。


 離乳食を食べるようになった頃からもう駄目だった、、勝てなかった。


 ご飯をふぅふぅされ、あ~んされることに拒否する気すら起きなくなり、

添い寝されることに安らぎしか感じなくなり、

そのうちオシメの交換さえもるなおねぇちゃんがしてくれるようになった。


 ふぅふぅあ~んまでは「ばぶぅ」と堪能したが、

さすがにオシメ交換はとても恥ずかしかった。


 なぜか3~4歳のはずなのに、物凄く手際がいいのだ。


 そして首が据わるようになった頃からは、

座っていると後ろから抱きつかれ頭をなでなで、ほっぺをすりすりされ。

気づけばるなおねぇちゃんを見つけるたび、自らハイハイしては

その場に収まるようになった。


 おい負けないんじゃなかったのかよ! と、言われるかもしれないが無理だった。


 甲斐甲斐しく世話をしてくれる幼女。


 しかも何か魔法使ってるんじゃね?ってくらい心地のいいなでなでテク。

 少しでも僕がぐずると、母親より的確に原因を言い当て解決してくれるのだ。



 そうそう、転生後の家族やルナねぇちゃんのこととか色々分かった。


 まずルナねぇちゃん。


 本名はルナリア=オルトっていって僕の3才年上の5才で、

隣の家に住んでる元冒険者夫婦の長女。


 髪は茶色がかった赤色で、今は腰まである髪をポニーテールにしてる。


 魔法と、なぜか合気道?の心得があるみたい。


 この前足が滑ってベットから落ちたとき、軽く撫でられたかと思ったら

高い高いされ、2回ほど回転したのち片手で抱きかかえられてた。


 何が起こったかわからねーが‥‥ありのまま起こったことを話したぜ。



 そしてるなねぇちゃんの両親、元冒険者夫婦さん。


 父親は明るいツンツン赤髪の魔法使いカル=オルト、

母親は濃いショート青髪の盗賊ルーア=オルト。


 ちなみに今二人目がもうお腹にいるらしい。


お盛んである。

まぁどっちもまだ若いし仕方ないよね! 24歳らしいよ?



 んで、うちの親達。


 パパンは明るい茶髪ボサ髪の元騎士ジン=アルト、

ママンは明るい腰まである金髪ゆるふわロングの元神官フィズ=アルト。


 そしてベリーショート明るいの茶髪、僕ことショウ=アルト。

パパンもママンも24歳。まだ若い。ぜひ追加で妹さんお願いします。



 そしてよく目が見えるようになって気づいたが、この元冒険者夫婦達、

転生前にモニターで見たダンジョンでドラゴンと戦ってた4人だった! 


 4人でドラゴンを倒しダンジョン攻略するような人たちが、

ただの冒険者なわけが無いんだけれど‥‥。


 寝る前に話してくれる冒険譚ではただの剣士や神官としか言わないので、

何か意味があるんだろうと思い詳しく聞いてない。 


 ちなみに四人は同じ村出身の幼馴染だそうだ。


 ファミリーネームが似てるのは、その村であいうえお順で名前がつけられるからといってた。


 まぁ貴族でもないし村の中じゃ分かりやすかったんだろう。


 あとは僕らが住んでる町だが、どうやら白い空間のモニターで見ていた

あのダンジョンの、最奥の宝箱から入手したアーティファクトを国へ献上し、

爵位と領土を貰い冒険者育成学園を作ったそうだ。


 そして最初は小さな村だったが、この3年で

『ダンジョン攻略者が立てた指導が受けられる学校がある!』 ということで、

知識を求める冒険者や知識を教える元冒険者達、

名誉や護身術のため、または冒険者学校卒業の箔付けのために習いに、と

貴族や商会の子供達が集まったおかげでどんどん大きくなっていき。


 今では商人もどんどん集まり町は街へ、学校は学園と言いかわるまで

急速にその規模が大きくなっていったらしい。


 どうやらーとか、そうだーとか、らしいーといってるのは、

このダンジョン攻略した4人の冒険譚を、

子守唄代わりにママンとるなねぇちゃんが話してくれたからだ。


冒険の話をするときゃっきゃと僕が喜ぶので、本当色々話してくれた。


 多分フィズママンを除く3人の親達は、学園や領地運営の仕事をしてるのだろう。


 まぁ今日は両家族そろって休みが取れたのか、

ピクニックという名の家族合同訓練に来てるというわけだ。



 今、広場の中心には長剣と中盾をもったジンパパンが陣取り、

それに対するは縦横無尽に空中すらも飛び回り、

短剣を斬りつけかく乱するルーアママン。


 その隙を狙うのは絶妙の距離を維持しつつも、

一定の密度が保たれた攻撃魔法をうち続けるカルパパン。



 フィズママンと並んで、るなねぇちゃんになでなでされながら見ている状態で、

ふぅ~ ふぁぁ‥‥、とろけりゅぅ~‥‥。



さすがドラゴンを4人だけで倒しただけあり、やってることがおかしい。


 まずうちのパパンが、ルーアママンのフェイントと死角をつく攻撃を捌きつつ、

飛んでくる魔法を剣や盾で弾き叩き落とすのはまだ分かる。


 しかし剣がぶれたかと思うと電撃が走り、カルパパンの近くを吹き飛ばしてる、

あれは何だろう? わけが分からない。


 ソニックブーム的なものなんだろうか?


 ルナパパンママンもおかしい。

ルーアママンは、なんか空中に壁でもあるのか?という感じで直角に曲がったり、

短剣を空中で振った瞬間バチンっと音がしたかと思うと、

パパンの盾や剣が若干弾かれてる様な挙動が見て取れる。


 カルパパンもまったく詠唱してる様子は無く、ノータイムで魔法を打ち続けている。


その休み無く放たれる魔法は、ジンパパンの背後や自身から離れたところから打ち出されている。


 捌ききり攻撃も仕掛けるジンパパンもオカシイが、

動き続けなのに息も乱さず、一度も決して有効打を貰わないルーアママン、

始まってから休みなく魔法を放ち続けるカルパパンもみんなおかしい。



 そんな人外? バトルを眺めて半刻ほどたつと、訓練が終わったのか三人がこちらに歩いてきた。


「おう、ショウ!パパたちの戦いどうだった? すごかったろ?」


「うん! ぱぱたちしゅごい! よくわかんないけどしゅごかった!」


 うん すごい!でもどう凄いかが分からなかった!すごかったけど!


 僕の少し興奮気味の返事に気を良くして、

『できるパパやで、どやぁ』な笑顔を浮かべるジンパパン。


 それを目に、やれやれ的な顔をし合ったオルト夫妻は。


「どうだった?参考になった?」とるなねえちゃんに問いかける。


るなねぇちゃんも


「あのはなれたばしょきるやつと~、そらけるやつははやくおぼえたい~」


と返していた。


るなおねぇちゃんは何を目指してるんだろう。


 そんなるなねぇちゃんの返事を聞いて、フィズママンが


「そんなに強くなってどうするの~?」


と聞くと、物凄くいい笑顔で


「しょうちゃんをずっとまもってあげるんだよ~」


 って言いながらショウをなでなで、ぎゅ~としてきた。


 それを聞いた親達が「あらあら」「本当お前ら仲いいなぁ」 

「ルナが守ってあげるのね」「ルナに守られるような男にルナはやれんな!」 

と口々に言う。


それ耳にした僕は、『これはお約束を言う場面だ!』と思い


「おっきくなったぼくが、るなねぇちゃんをまもるよ!」


と、ガッツポーズしながら宣言した!


「も~! しょうちゃんかわいぃ~! るながパパをたおしてあげるから~!

 だから~しょうちゃんはつよくならなくてもだいじょうぶだよ~!」


と、一層バブ力が込められたなでなでとほっぺたすりすりをしてくれるのだ!


あ゛~だめになりゅぅ~

ついにショウ編本も編開始しました!

転生したてで即堕ちしたショウ。これから最強になる為に頑張る気がします。

しかしルナねぇちゃんのバブみ、ダメな子製造機の誘惑に勝てるか・・・・。


 しかし台風過ぎて数日かなり蒸し暑いです。風が無いのに湿度高いのつらたん。

みなさまも水分よく取り熱中症と夏バテ(まだ梅雨だけど)おきをつけて~。


であ!もうしばらく甘やかし調教編続きますがよろしくお願いします~(*>△<)ノ


初投稿、初執筆作品で思いついたことを何とか文章にしてみようと書いてます!

初めてでハードル高いと思いますが簡単なオムニバス形式で転移したほうも連載目指してます!

暇つぶしぐらいの気持ちで生暖かい目で流し見てくださるとうれしいです!

誤字脱字等あったら教えてください!


異世界に行った(転移した)ニートのお話 ~きっと明日は働くでしょう~

http://ncode.syosetu.com/n8457eb/

こちらも良かったら読んでみてください(/ω\)

どっちから入っても読めるようにもうしばらく似たような内容になる予定です!

ご意見感想お待ちしております!

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