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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

乙女ゲームの世界で今世を生きてます! ルートはどうしてこうなった

作者: 東雲 さち

読んで下さってありがとうございます☆

BLです。苦手な方はおやめください。

乙女ゲームやBLゲーム? エロゲーポイですが、ほぼやったことがないので、矛盾点は多いと思いますが、そこはスルーでお願いします。

 朝の五時。おれは春の心地いい朝の時間を仕事のために起き上がる。

 おれが生まれたのは、アシュター王国の王都、リリエド伯爵家に仕える召使の家で、十二歳の時から、ずっと同じ屋敷にいるアリスお嬢様に仕えている。


 目が醒めたら、枕の横に手紙が置いてあった。


『ごめんなリュカ。俺は愛の逃避行にでる。お嬢様のこと愛してるんだ。後のことは全部お前にまかせた! サミュエル』


 短いその文にクラリと眩暈がした。ちょっと待て。


 ブラックアウト――。


 その三日後、目覚めたおれは全てを思い出した。前世から続くサミュエルとの兄弟の縁、いや因縁を――。


 おれが手紙を握ったまま意識を失い高熱に浮かされるままに、思い出した前世の因縁と今のこの状態を説明しようと思う。


 前世でおれは、日本という国に生まれた。生まれたときから、自分にそっくりなでも要領のいい弟がいて、おれは随分肩身の狭い思いをして生きてきたと思う。引きこもりぎみなおれと違い社交的な弟は祐樹という。ちなみにおれは弘樹で、ヒロと呼ばれていた。


「なぁ、ヒロさ、ゲーム得意だろ。これやって、内容を教えて?」


 高校生になってできた彼女に勧められたとかで、珍しく祐樹がパソコンゲームを持って帰ってきた。おれはゲームが好きで色々やってはいたが、これは……。

 『ときめきの王宮で待っていて☆』通称『トキ待ち☆』というそうだ。パッケージにそう書いている。


「ユウ、これさ、乙女ゲームだぞ」

「なにそれ。乙女がやるゲーム?」

「まぁ、ハーレムの逆パターンで、女の子のヒロインが男を落としていくゲームだよ」

「ふぅん。まぁいいや。人気なんだって。エロいっていってたから、それでヒロやっちゃえば?」


 酷いことを言われながら、おれは渡されたゲームをやることになった。


 うん、絵も悪くない。内容だって、よく乙女ゲーにあるっていわれる鬼畜タイプじゃなくて、甘々ラブラブでどのルートを通ってもヒロインもライバルもそれなりの相手とハッピーエンドになるようだった。温すぎじゃないかと思ったが、その代わり半端なく数多いスチル絵は綺麗でエロくて、まぁ、需要はあるのはわかるというか……。

 問題は、低いバリトンボイスが囁いてくるってことだな。


『アリス、私を満足させろ――』


 いや、ごめん。無理――。


 おれは静かにサイレントにした。


 

 =====


 寝込んでいる間に逃げたサミュエルは、お嬢様と隣の国で結婚式を挙げたらしい。

 問題はそこではなく、そのお嬢様の名前がアリスで、おれたちの名前がサミュエルとリュカってことだ。


 いや、昔から変だなと思ってたんだよ。突然前触れもなく、ファンファーレが鳴り響くことがあって、この音はどこから鳴ってるんだろうと思っていたんだ。幼い頃に、海に連れて行ってもらったおれたちとアリスお嬢様が炭酸水を飲んで、おれが咽たときに鳴ったファンファーレ。あれ、今なら意味がわかる。


 あの乙女ゲームのスチル絵、『双子の侍従』ルートの『幼い頃の思い出』だ。

 例えば、この前の王宮の舞踏会の日。あの日はお嬢様の初めての社交界デビューの日で、おれたち双子はお付のものとしてついて行ってたんだ。

 お嬢様を見失いそうになって走りかけたサミュエルが転びかけてそこを王太子レイモンド様が助けてくれた瞬間になったファンファーレ……あれは……乙女ゲーム『トキ待ち☆』の姉妹盤『ときめきの王宮で愛して』通称『トキ愛』、なんかもうタイトルなんてどうでもいいのだが、あの乙女ゲームには、同じ設定の違った趣味の人達のためのゲームがあって、それが『トキ愛』なんだけど、それはいわゆる腐女子のためのBLゲームなのだ。

 お嬢様がヒロインの『トキ待ち☆』は、少女の夢が詰まったエロゲー。サミュエルが主人公の『トキ愛』は、サミュエルが王太子様やら、王宮魔導師、騎士団長、医務長、さらには双子の兄であるおれなんかを落としていくという怖ろしい腐女子のためのBLゲームものだった。


 王太子様と出会ったサミュエルの間でファンファーレが鳴ったということは……、そっちのルートもあるということだ。もしかしたらユウもこの記憶があって、慌てて『トキ待ち☆』ルートのエンドを敢行したのではないかと思われる。


 まぁ、二人のエンドは、幼馴染が身分の差を超えて真実の愛の元、結婚して子供にも恵まれて、親にも勘当をとかれて、サミュエルが伯爵家を継ぐとかいうハッピーエンドなんで、問題はないだろうけど、この後を思うと、おれはかなり怖ろしくて堪らない。


 後のことは全部まかせたというのは……。いやいやいや、大丈夫だ。おれはリュカだ。前世今世あわせて、一番良かったと思えたのは、おれがサミュエルじゃないってことだな。


 


おれは世界を甘く見ていた――。



 =====

「サミュエル、お前を初めてみたときに鳴ったファンファーレ。あれは私の心のときめきの音だったんだな」


 おれが伯爵夫人のお供で王宮に上がったのは、あれから二ヶ月後ことだった。暑いさかりに何も出かけなくても……と、昔引きこもってた頃の記憶がおれを憂鬱にする。


 ゲームはないが、趣味のお菓子でも作りたい。前世、引きこもってたおれの趣味にお菓子作りがあって、それを披露したところ伯爵家ではとてももてはやされている。

 お嬢様をかどわかしたサミュエルの兄ということで、クビになり、路頭に迷うかと思ったが、この世界はやはり優しく出来ていて、おれは今のところ弟の名誉挽回のために頑張る兄として、皆に受け入れられている。この世界でよかったな~と本当に思っていた。


 さっきまでは――。


「ちょ、ちょっと王太子様」


 これも流行ってたな~、そうそう、こんなスチルもあったけ~と思いながら、おれは金の髪をこれでもかと輝かせる王太子様に『壁ドン』をされている。

 画面で見てるときは、これのどこが胸キュンなのかわからなかったが、好きな相手ならキュンとくるだろうなと思う。


 だが、この体勢、好きじゃない相手にされてみろ。こわっ! 目と目の間が三十㎝もないんだぞ。あえて、瞳とは言いたくない――。横目でみた腕の筋肉。確実におれより太い。この腕から逃げるには……。


「怯えるお前も可愛いものだな」


 そっと唇を指が触っていく。それだけで膝が崩れそうになるのは、補正か? ゲームの補正なのか? 


 ちゃんと言わないと――。


「おれ、サミュエルじゃないんです。リュカなんです。人違いなんです!」


 王太子様は、首をかしげて、ジッとおれを見た。

 おれ達は双子で確かに似てるけど、まったくそっくりってわけではないのだ。おれのほうが目はつりあがっているし瞳の緑色も濃い、銀の髪は少し黒味がかっている。髪型だって、サミュエルは短かったが、おれは違いをはっきりさせたいから腰の辺りまで長くて、紐で結んでいる。


 ツイッと王太子様は目を泳がせたが、その後視線が戻ってきたときには、悪い笑顔で言い切った。


「問題ない」


 大有りだろ!! ファンファーレはおれと鳴ってないし、なによりそのまぁいいか的な感じが許せない。


「問題はあるでしょう、おれは……!」


 最後まで言わせてくれなかった。うるさいとばかりに口を塞がれたのだ。


「ん……っ」


 苦しくて、胸を叩いて抗議しても、中々王太子様は許してくれなかった。


「やぁ……だ」


 息が出来なくて、真っ赤になったおれを抱きしめて、王太子様は微笑う。


「お前でいい……」


 おれは良くない!! おれは腰が抜けそうになるのを必死にこらえて、座り込むと見せかけ、王太子様の股座をくぐって逃げた。足が無駄に長いのも考え物だなと思う。


「まて! リュカ」


 しまった――名前教えちゃったんだ。おれは唯一の特技で逃げ切った。思えば前世より走るのが速いかもしれない。これってチート能力?


 奥方様から離れたせいで、よくわからない場所にでてきてしまった。見回しても、覚えのない場所で、おれは心細くなってくる。


 いや、前世のおれとはちがうんだ。地味で引きこもりで対人恐怖症のおれじゃない。サミュエルみたいにはなれないが、もう仕事だってちゃんとしているし、きっとこれから可愛い女の子と出会って、恋をして……。


「ここで何をしている?」


 鋭い声に振り向こうとしたが、鈍く光る剣がおれの喉元にあるのに気がついて引きつった。将来を夢見て、こんなところで死にたくないので、固まったまま「不審なものじゃないです」と言うと「なんだ、サミュエルか」と声の相手は剣をひいてくれた。


 サミュエル……仕事サボってることが多いと思ってたけど、王宮でなにやってんだと思う。振り返って見上げると、そこには赤毛の剣士? いや、騎士が立っていた。


 その大きさにぼんやりしていたら、「どうした?」と聞いてくるので、「いえ、何食べたらそんなに大きくなるのかなと思って」と答えていた。まだ成長期のおれだけど、『トキ愛』の主人公のサミュエルの双子なんだから、そう大きくはなれないだろうなと思うと、うらやましそうに見上げてしまったのは、許してほしい。


「なんだ、サミュエルはもっと食わないと……」


 顎の関節を触られたら、何故か口が開いて、ポイっと甘いものが放りこまれた。


「あ……美味しい」


 チョコレートだった。これはこのゲームをつくった製作者にお礼を言いたい。おれ、チョコ好きだったんだよな~。この世界にチョコがなかったら、かなりショックだったと思う。前世を思い出して、この世界のことを考えたときに一番に喜んだ。


 おれが余りに美味しそうに食べているからか、赤毛の騎士は側に寄ってくると上のほうから囁いた。


「サミュエル、俺にも味見させろ……」


 こ、この展開は……。ファンファーレが鳴る。もう、これあのサメがでてくる古い映画の音みたいに聞こえてくる。怖さ倍増!


 折角甘くて美味しいチョコに至福のときを感じていたというのに、両手を後ろ手に掴まれたまま、仰向けにされて、口の中のチョコを舐め取られていく。


「んんっ」


 背中をゾワリとしたものが這い上がっていった。そこを舐められるたびに身体が震える。


「お前のいいところはここか……」


 首筋もゾワゾワする。嫌だ、震えがとまならない。寒い――。


「も……無理っ」


 泣きそうになったらもっと荒々しくおれの口を責めてくる。しまった、こいつS気質か。嫌がれば嫌がるだけ喜ばれるのだ。


「おれ、サミュエルじゃなっ……」


 最後の切り札を出したのに、フッと鼻で笑われた。


「そんなことは気にするな」


 ああ、こいつもか――。おれは前世、今世合計三十四年も双子で生きてきた。ユウとサミュエルと比べられて、なのに同じように扱われるその悔しさが……わかってたまるか!


 ガブッと噛み付いたら、騎士は慌てておれを離した。反撃されるとは思ってもなかったようだった。


「おれは、気になるんだよ!」


 おれは走った。心臓が破れるかと思うほど走った。チート能力ありがとう! おれはなんとかそこを脱することが出来た。


 王宮やばし! ここにいたら、口だけじゃすまなくなりそうだ。


 おれはユウのために『トキ待ち☆』は、何度もやってルートを覚えているが、流石に彼女から預かったという『トキ愛』は、正統王太子ルートをやったのみで、やる気にはならなかったのだ。だって、相手は男だぜ。主人公も男で、さすがにおれもそのエロスチルには萎えた……。だから、相手がだれだかわからないのだ。

 ただしヒントはある。『トキ待ち☆』のヒロインの相手がほぼ『トキ愛』の相手役なはずなのだ。


 ということは、あの赤毛の騎士は、騎士団長である炎のラインドルフのはずだ。


 サミュエルのやつ、面白がってファンファーレ鳴らしまくったんじゃないだろうな……。


 泣きそうになりながら、おれは王宮を後にした。奥方様には迷子になったから一人で帰ってきたとでも言っておこう。優しいから心配はされるだろうが、ここにいたら、色々と危なそうだ。


 だって、途中何度も「サミュエル?」と声を掛けられた。もうおれは一心不乱に走った。ここで止まったら、貞操の危機だもんな。


 やっと街までやってきて、おれは走りすぎて痛い喉(ちょっと過呼吸になるかと思った)を潤すために、ジュースを買った。本当なら店に入って飲みたいところだけど、下手に室内に入るのは怖い。飲み終えると少しホッとした。いきなり展開が速くて、ちょっと混乱してたみたいだ。


 これが世にいうモテ期なんだろうか。嫌だな――。


 ぼんやり歩いていると、ドンと人にぶつかってしまった。そんな鈍くさくにはずなのにと思いながら「すいません、ぼんやりしてました」と慌てて謝罪すると、「いえいえ、こちらもつい美しい街並に見とれてしまって――」と珍しい服装の青い瞳の男の人が振り返ってそう言った。


 なんだろう? シーク?


 おれは結構本を読んでいるが、そういうジャンルの本はあまり読んだことがなかった。

 砂漠とラクダとアラビアンナイト……。ハーレなんとかロマンスとかいったけ。前世のお母さんが読んでたような気がする。


「やぁ、なんて美しい人なんだろうか」


 うっとりとした声におれはギョッと目を見開いた。

 うぬぼれではない。やっぱりこっちを見ている……。


 リンゴーン、リンゴーーンと教会の鐘の音のような音がした……。まさか……。ファンファーレじゃないこの音は……。


「愛しい人、アムール……」


 頭に被っているクーフィーヤが風に揺れて、彼の髪の色が黒い事がわかる。


 あー、もしかして……。こいつはBLゲームのパッケージに書いていた次の春の新作の主人公ではないだろうか……。なんでここに? 確か砂の国は遠かったはずと、今世の記憶をたどる。


「カリーム・アブドラフマン=アル・リグレイスです。愛する人、あなたの名は?」


 いきなり抱きしめられて、横抱きにされたと思ったら、名乗られてしまった。


 なんてこった、もう始まっているのか? てか、名前も覚えていないけど、あのゲームは男が女のハーレムを作るという普通の昔からあるエロゲーを乙女チックにって書いてたはずだ。普通のエロゲーの攻略対象者に男がいるはずがない。


「あの、何か人違いでは?」


 おれはあまり男らしくないから、女と間違われているのかもしれないと、さっき聞こえた鐘の音は忘れた振りで聞いてみた。


「間違えるはずがない――。この神秘なる緑の瞳、神が紡がれたかと思われる銀の髪。俺のために生まれてきたと言ってくれ」


 まって~。おれはおれの為に生まれてきたんだ。


「お、おれは、お・と・こです! 男なんです。貴方後宮とかあるんでしょ? 女一杯いるんでしょ? おれは男なんで、そこには入れないんです」


「カリームと呼んでくれ。可愛いな、嫉妬か」


 嫉妬なんかするか! 男って言葉が聞こえないんだろうか。てか、やめてくれ、その這い回る手の動きが卑猥で、ちょっとヤバイ。


「男なんです」


 カリームは、目を細めて「だから?」と尋ねる。


「やっちょっと手止めてください。ここ……往来なんです――」


 公共猥褻罪でつかまりそうだ。あるかどうかは知らないけど。


「男だって――言ってる……」


「女を愛するのは俺の仕事なんだ――」


 辛そうにカリームはそう言った。

 

 随分うらやましい仕事だな、おい! 


「一目ぼれなんだ、俺を拒むな……」


 偉そうな男が、懇願するように俺を掻き抱き、「名前を教えて?」とあちこちにキスを降らしてくる。

 力が抜けていく。


 怖ろしい、これがゲームの補正か。それとも普通のカップルはこんなに気持ちよくなるものなのか、キス一つで熱くなってくる。


 何より、おれを求めてくるこの男が有り得ないほど愛しく感じるのは、ユウやサミュエルと比べられていないためかゲームの補正のせいかわからない。


 おれ唯一人を愛する男――。女は別みたいだが……。


「リュカ……」


 おれが名を告げると、カリームは嬉しそうに微笑む。


「リュカ、愛してる」


 そうそう、ゲームってのは展開速いんだよ。


 口付けがこんなに甘いのは、やはり運命の相手だからだろうか。さっきの二人とは大違いだ。


「リュカ……、俺のものになれ」


 いや、いやいや、ちょっと待て。


 あやうく快感に流されそうになったが、このまま進めばおれは砂の国の後宮に押し込められて、夜も昼も?


「ちょっと無理!」


 大丈夫だ、おれにはチート能力がある! 逃げ切れるはずだ。


 おれはカリームを突き飛ばして、逃げようと地面を蹴った。ちょっと膝が崩れそうになったが、そこは耐えれた。


 走ろうとしたところをザッと音がして、剣を突きつけられる。六人の男達は、カリームの護衛なんだろう。


 だよね~、護衛もいないで異国を満喫してるとか有り得ないよね。


 突きつけられた剣の先がおれの腕を少し掠めたようで、痛みが走った。


「傷をつけるな!」


 カリームの声が、威厳をもって男達を制止する。


「カリーム……」


 逃げ切れなかったおれに近寄ってくる。


 駄目だ――。掴まえられる――。傷口にそおっと唇が寄せられる。


「お前に何かを与えるのは俺だけでいい――。たとえそれが痛みだったとしてもな」


 前世、今世合わせてもそんなアダルトな経験のないおれでも、カリームの瞳に宿るものに気がついた。


 熱くて、獣じみた強い意志。


 あ、おれ喰われる……。そう悟った――。


「お前がそっちのルートを選ぶとはな……」


 カリームが、意味深な言葉を吐く。ルート? もしかして、逃げるのと逃げないのでルートが変わったのか?

 そして、その言葉の意味は……、もしかしてカリームも転生者? 


 カリームのその言葉の意味を、おれは砂の王国に拉致られてから知らされる。


 ああ、そうだよ。おれが自分で選んだルートは……、拉致監禁極甘ルート。


 溺れるように愛される。


 おれは、そんな世界で今世を生きています!

                            Fin

早く連載すすめろよと言う幻聴が聞こえてきます(笑)。

初めての短編で、文字数とかどうなるかと思ってたんですが、全然余裕の少なさでした。

少しでも楽しんでいただければ、嬉しいです。

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