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・コクーン

 アサルトセイヴ・ヴァーサスのゲーム筺体の通称。コクピットのコクと繭のように白く丸い筺体をかけており、通称とされるが外装に堂々と《Cocoon》と印字されている。ただしメーカーの説明、販売名等はあくまで『アサルトセイヴ・ヴァーサス/アーケード用ゲーム筺体』である。

 メーカー希望販売価格は一つ324万円(設置代・消費税込み)。1セット2プレイ300円。


外装

 外装の寸法はW2170×D2030×H2360㎜。内部との間に振動発生装置と抑振装置が二層重なっており、ゲーム内の振動を操縦席では再現しながらも筺体外に振動は伝えない。また完全な防音構造が取られている為ゲーム音声はもちろんプレイヤーの声なども外部に漏れない。操縦シート右後方がハッチとなっており、その横にパイロットライセンスを挿入することでハッチが開く。


内装

 内部には操縦シート(ヘッドレストには埋め込み式インカム付)、両手操作用の二本のレバー、左手操作用の特殊操作レバー、ジャンプ&ステップ用の二つのペダル、狙撃用ライフル型備え付けコントローラー、オプション設定用キーボード、メインスクリーン、サイドスクリーン、サブタッチスクリーンがある。二本のレバーは前後左右自在に動く。


左右レバー/ジャンプ&ステップペダル〈移動〉

 両方のレバーを倒すことで移動を行う。旋回を行う場合のみ左右違う動きをする(左旋回時は右を前、左を後ろにレバーを倒し、右旋回時はその逆である)が、そうでなければ進行方向にレバーを傾ければよい。

 ジャンプペダル(右)は一度踏み込むとその場で上昇し、素早く二回踏み込むことでスラストアクセルを行う。ステップペダル(左)は踏み込みながら前後左右に移動することでスラスターステップを行う。ステップには二種類あり、踏み込み時間によってショートステップ、ロングステップに変動する。ロングステップの方がスラスターゲージの消費が大きい。


左右レバー〈攻撃〉

 左右のレバーにはそれぞれ二つのトリガーが付いていて、それを引くことで左右の装備に合わせた攻撃を行う。(よって、左右どちらとも射撃と攻撃の選択が可能)人差し指側(中指側との誤操作防止の為せりでている)が通常攻撃トリガー、中指側が特殊攻撃トリガーとなっており、左右の通常攻撃トリガーを同時に引くことでサブ射撃が行われ、特殊攻撃トリガーを同時に押すことでシールドガードを行う。

 格闘攻撃はレバーを前後左右に傾けながらトリガーを引く(あるいはスラストアクセル中にトリガーを引く)ことで様々なモーションの攻撃に変化する。なお左右のレバーを同時に傾けなければ移動はせず、またロックオン中は補正がかかる為、攻撃は逸れない。

 攻撃トリガーを長押しすることでチャージ攻撃を行う機体がある。また前トリガーを同時に引くことでエクストラゲージが溜まっていればエクストラブーストが発動し、一定時間機体の性能がパワーアップし、エクストラブースト時に同操作を行うことで特殊な攻撃を行う機体も存在する。


左右レバー〈ロックオン/スイッチ〉

 ライトレバーの親指に当たる部分に二つスイッチがあり、ロックオンスイッチと、右腕武装換装スイッチである。レフトレバーにも同様のスイッチが三つ付いているが、こちらはエクストラスイッチと左腕武装換装スイッチ、インカムスイッチになる。

 敵ターゲットのロックオンにはロックオンスイッチを押す(複数いる場合は最も距離が近い敵を初めにロックオンされ、複数回押すことで順にターゲットが切り替わる)か、サブタッチスクリーンのレーダー画面に表示された敵機をタッチすることでロックされる。機体によってはレーダー画面のタッチによってマルチロックオンが可能になる。

 ロックオンには複数種類があり、赤が格闘射程内、オレンジが射撃射程内、緑が射程外を表し、その機体にかけられた自分以外のロックを矢印が表す。また被ロックもスクリーン周囲を囲む四角い枠で表される。敵が射撃攻撃を行った場合、ロックオン警告が鳴る。その場合は補正と距離次第では回避可能となる。

 エクストラゲージが半分以上たまっている状態でエクストラスイッチを押すことでエクストラブースト状態になる。またその状態でエクストラスイッチを押すことで専用技を放つ。


インカム

 インカムはレフトレバーのインカムスイッチを押しながら使用する。インカム使用時は左のサイドスクリーンに相手のコクーン内のカメラ映像が表示される。(僚機は強制的に表示、敵機は相手の設定次第で表示される)


特殊操作レバー

 特殊操作レバーはレフトレバーの左に設置されており前後にしかスライドせず、親指、人差し指、中指のそれぞれにスイッチが付いている。レバーを前後に操作することで宇宙空間、水中での高度(深度)調節を感覚的に行う。さらに昇降が必要な場合は親指部分のスイッチを押した状態でレバーを元の位置に戻すことで、現在の高度(深度)を基準値に設定出来る。残りの二つのスイッチは匍匐、しゃがみモードの選択で、同じボタンを二回押すことで立ち状態に戻る。機体によってはしゃがむ際に実弾装備の弾倉交換を行う。


狙撃用ライフルコントローラー

 狙撃用ライフルコントローラーは通常、天井部右側に折りたたまれており、それを引き出すことで武装換装等を同時に行う(ただし専用機体限定で、他の機体は操作不可)。ターゲットスコープを覗きながら銃の方向を調節、ターゲットのロックオンマーカーと狙撃用ライフルのスコープのクロスラインを重ね合わせることで狙撃可能になる。


オプション設定用キーボード

 オプション設定用キーボードは通常、天井部左側に折りたたまれており、それを引き出すことで機体設定の画面を同時に表示する。変更できる設定はサイドスクリーンのカメラ設定、敵機通信時のカメラ映像の使用など簡易的なものから、特殊モーションのオリジナル設定(ただしマクロ程度のプログラミング技術必須で、機体の重心の違い、ブースターの位置の違いなどから他機体の設定をコピーすることは不可能)まで行える。


スクリーン

 前方の最も大きいメインスクリーンには機体頭部のメインカメラの映像が映し出されその映像を囲むように自敵残機ゲージが左上部、制限時間が中央上部、残弾数が右側、自機耐久値が左側(僚機耐久値は小さいフォントでその上部)、スラスターゲージが右下部、エクストラゲージが左下部に表示される。

 左右の小さめサイドスクリーンには基本的にメインカメラの映像の補填、機体頭部のサブカメラの映像、または胸部サブカメラの映像を選択して映し出す。左右のレバーの中央に設置された半球面のサブタッチスクリーンには機体のレーダーとシステム状況(破損状況など)、ゲーム開始時のモード選択画面が表示される。


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