人物:その他
田中太一
日本人
男
26歳
一人称:俺
爽が渡された資料には、普通の会社員で殺される理由は特に無しとされていたが、当然の如く実際は違う。アート……と呼んでいいのかよく分からない力を使うという事でバンビーノに狙われ続けている。バンビーノからの刺客をことごとく返り討ち、と言っても殺したり無意味に怪我させたりはしていない。基本的には姿を眩ませる事でバンビーノから逃れている。
『創造は人間の宝』
Create。思い浮かべた物を創造する力。奇異な力ではあるので、アートだと認識されてはいるが少し他の能力者が使うそれとは異なる。基本的にアートを使えば身体的に、若しくは精神的に負担を強いられる。が、彼の使う『創造は人間の宝』はそういった物を一切田中太一に与えない。つまり使い放題という訳である。
鞘風
日本人
女
23歳
一人称:私
とある宗教団体の教祖。この世に生きる喜びを説き、命の尊さを教え、それ故に殺人許可法の存在に反対している。そのせいでバンビーノには幾度となく命を狙われているが、彼女のアートの前では殺意が役に立つ訳もなく、幾度となく命を奪わずバンビーノの殺人者を撃退してきた。『忘却曲線』の影響で、自らの宗教団体の名前を思い出せずにいる。故に彼女の周りにも宗教団体の名を知る者はいない。
『忘却曲線』
人間の記憶を消すアート。一部を消す事も全てを消す事も可能。だが記憶を全て消す事は、相手を殺したも同然なので鞘風はやらない。このアートを使われた相手が、消された記憶に関する事を他者から聞かれた場合、また自分から言った場合、その他者にも『忘却曲線』が派生し、記憶を抹消する。ただし文章に興された場合はその限りではなく、あくまでも会話という条件があって初めて派生する。『忘却曲線』は鞘風にも影響があり、そのせいで彼女は自らの記憶に欠落がある。しかし彼女はそれに気付いていない。