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過労死したので今度こそスローライフしたいのに、僕の知識がこの世界に必要すぎるらしい  作者: 悠々


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第 59 話:知識の奔流

正確な地図が完成すると、俺はすぐに次の段階へと移行した。


「王国各地の主要都市に、『技術指導所』を設立する」


それは、アイゼンヴァルトのアカデミーをモデルにした、実務技術者を育成するための専門機関だった。


俺は、測量隊で優秀な成績を収めた者たちを教官として任命し、彼らにアイゼンヴァルトで確立した土木技術――九十九折の道の作り方、堤防の築き方、水路の掘り方――を、標準化されたカリキュラムとして教え込ませた。


最初は、貴族の子弟しか集まらなかった指導所も、その実践的な内容が評判を呼び、やがては平民の若者たちも、こぞって門を叩くようになった。


「すごい……! この計算通りにやれば、水は本当に畑まで届くんだ!」

「親父たちのやり方より、ずっと少ない労力で、ずっと頑丈な堤防が作れるぞ!」


若者たちは、知識の力に魅了され、目を輝かせながら技術を吸収していく。


俺が作ろうとしていたのは、単なる水の流れだけではなかった。


アイゼンヴァルトという一点から始まった知識を、王国全土へと広げる、巨大な「知識の奔流」だった。


身分や家柄ではなく、確かな技術と知識を持った者たちが、この国を支える。


そのための人材を、俺は自らの手で、一人、また一人と、育て上げていたのだ。


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