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過労死したので今度こそスローライフしたいのに、僕の知識がこの世界に必要すぎるらしい  作者: 悠々


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第 55 話:新たな経済圏

「アイゼンヴァルト銀行」の設立は、まさに電撃的に行われた。


リーゼが、その天才的な事務処理能力で、複雑な金融システムの仕組みを一夜にして構築。俺たち同盟の全資産を担保に、最初の「融資」が行われた。


その資金を元手に、俺は腕利きの鉱山技師ロルフに命じ、屈強な男たちで構成された交易路開拓隊を組織した。彼らは、地図にもない険しい山々を越え、南の港町へと続く、新たな道を切り拓いていく。


そして、数週間後。


領民たちが、塩の枯渇に怯え始めた、まさにその時。


大量の塩を積んだ荷馬車の一団が、新しく開拓された南の道から、アイゼンヴァルト領へと到着した。


「塩だ! 塩が来たぞ!」


その知らせに、領地は再び歓喜に包まれた。王都の商人ギルドが仕掛けた経済封鎖は、俺たちの手によって、完全に打ち破られたのだ。


それだけではない。南の港町との新しい交易路は、塩だけでなく、この地方では手に入らない珍しい香辛料や織物をもたらした。アイゼンヴァルト銀行は、同盟内の他の領地にも融資を行い、彼らの産業発展を後押しした。


もはや、俺たちは、旧来のギルドに依存する、か弱い存在ではなかった。


アイゼンヴァルトは、独自の金融システムと物流網を持つ、新たな経済圏の中心地として、その地位を、誰にも揺るがすことのできない、不動のものとしたのだった。


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