表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
過労死したので今度こそスローライフしたいのに、僕の知識がこの世界に必要すぎるらしい  作者: 悠々


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/67

第 50 話:新たな時代の幕開け

祭りの喧騒が遠ざかる夜。


俺とリーゼは、二人でよく訪れる、領地を見下ろす丘の上にいた。


眼下には、広場の焚き火や、家々の窓から漏れる灯りが、まるで地上に生まれた星座のように、温かく瞬いている。遠くから、人々の楽しげな歌声が風に乗って聞こえてくる。


「……夢のようです」


俺の隣で、リーゼがそっと呟いた。


「数年前まで、この領地は、冬を越せるかどうかさえ分からなかったのに。今では、こんなにも多くの笑顔で満ちている」


「君が、支えてくれたおかげだ」


俺がそう言うと、彼女は静かに首を振った。


「いいえ。クラウス様が、私たちに未来を示してくれたからです」


俺たちは、醸造所特製のフルーツエールが注がれたガラスの杯を、そっと合わせた。カチン、と澄んだ音が、静かな夜に響く。


これまでの道のりと、そして、これから始まるであろう、新たな未来に。


杯に映る領地の灯りを眺めながら、俺は静かに思う。


アイゼンヴァルトの、本当の物語は、まだ始まったばかりなのだ、と。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ