表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕が血を捧ぐ理由  作者: ヤスオ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/9

伝えるべきこと

数時間後近くのショッピングモールで1人佇む凪斗。そんな彼に1人の女性が声をかける。もちろん莉波だ。

「凪斗くん…」

改めて目を合わせる2人。これまで何度か2人で会ってるはずなのに妙な初々しさがある。2人は顔を赤くする。赤面状態のまま凪斗が話を始めた。

「あのっ…さっきはお騒がせしてすみませんでした。」

深々と頭を下げる凪斗。その様子をみて少し冷静になる莉波。

「ホントだよもう。あれから色んな人に茶化されたんだからね!しばらく続きそう…それに…」

また少し顔を赤くする莉波。

「何で…もっと早く下の名前で呼んでくれなかったの?」

「えっ…?」

顔を上げる凪斗。莉波の顔が少し赤いことに気がつく。

「今まで十文字さんってずっと苗字呼びだったじゃない。それを何であのタイミングで急に…」

「それは…その…勢いというか、その方が恋人らしいかなと思ったというか…」

「だったら今までもそう呼んでくれたらよかったじゃない…」

「すみません…」

しばらく沈黙する2人。莉波が少し小声で話し始めた。

「ホントなの…?」

「えっ?」

うまく聞き取れずに聞き返す凪斗。莉波の顔がますます赤くなる。

「だーかーらー、さっき言ってくれたことはホントなの?」

それを聞いて凪斗は意を決した表情になり、半歩莉波に近づいた。

「…本当です。あれが僕の気持ちです。」

莉波は更に顔を赤くする。恥ずかしさで凪斗に目を合わせられない。

「…私でいいの?」

「私がいいんです。」

「5つも上だよ?」

「関係ありません。」

凪斗は更に近づく。

「絶対幸せにします。俺と付き合ってください。」

2人の緊張は最高潮だ。またしばらく沈黙が続きようやく莉波が凪斗の目を見る。

「…じゃあ、お願いします。」

その言葉を聞いた凪斗は思わず莉波を抱きしめた。しばらくして目が合う2人。そのまま目を閉じ顔を近づける。

満月が2人の口付けを照らす。

先ほど感じた人生最大の熱はこの瞬間再び更新された。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ